1か月以上も休校が続き、4月の始業式から一気に学校が再開されて小さい子も6時間授業が始まっていましたが、また休校になってしまいました。
新型コロナの感染拡大がなかなか収まらず、大型連休が終わるまで再び休校が決まりましたが、大人もストレスを溜めないようにするのが難しいので子供だと尚更だと心配になります。
2月の末から休校になって、ピアノを練習する生徒さんが増えましたが、再開されてからは「がんばりカード」を付ける余裕が無くなったり、あまり練習できなかったという声もありました。心と身体が伴っていないような感じがありました。
今は出来ることやるしかないわけですが、見通しが立たないということは不安だらけですよね。普段は温厚そうな人でも怒りっぽくなったりするようです。
指くぐりの技を覚えたKちゃんの表情は先週よりずっと明るくなっていました。そして、家のピアノよりも教室のグランドピアノの方が弾きやすいと言います。まだ小さい子ですが、アップライトピアノとグランドピアノの仕組みの違いを説明すると、なるほど~という表情をしていました。「だから弾きやすいんだね」と。
小さい子は「ド・ミ・ソ」などの和音を弾くと、指がぺちゃっと潰れますが、こんな風にまるい手にしてごらんと示すと、すぐに真似できます。そして、綺麗な音が鳴らせると、その違いがわかるようです。Kちゃんは、すぐに綺麗な音を奏でてご満悦そうでした。
私の場合は心を穏やかにする手っ取り早い方法がピアノに向かうことです。どんなに腹立たしいことがあっても、ピアノを弾いていると怒っていたのがだんだん馬鹿らしく思えてきます。
心が落ち着かないときも、哀しいときも、ピアノに訴える。音楽は心を穏やかにしてくれる力がありますよ。私はバロック音楽からスタートしています。