ミヒャエル・エンデはドイツの児童文学作家と紹介されていますが、実はエンデは子供のために書いているのでは全くないといいます。
不思議な世界を本にあらわそうとすると、たちまち児童文学作家というレッテルが貼られるとエンデ氏は嘆いていたのですね。不思議な世界は幼い、文学と認められない安物の文学だとみなされたのでしょう。
ピアニストの舘野 泉氏も北欧音楽のスペシャリストといわれるのを嫌っていたのを思い出しました。レパートリーがとても広かったですからね。
エンデの代表作「はてしない物語」は、まだ読んでいませんが、映画「ネバーエンディングストーリー」の原作だったのですね。しかし、映画は原作とちょっと違っていて、映画のラストシーンはエンデの意図しているものと真逆に描かれた彼は裁判を起こしました。
最後のシーンをカットして欲しいと訴えましたが、裁判ではエンデの敗訴。「ミヒャエル・エンデ」の名前を外すことで、和解したそうです。
「ネバーエンディングストーリー」を2回ほど観ましたが、2回とも最後まで辿り着きませんでした。同じように、映画の「ハリー・ポッター」もあまり面白いとは思ったことがないのです…。こちらも原作を読んでいないなぁ。
発表会が終わったら原作「はてしない物語」を読みたいと思います。
資料として毎回10冊ほど借りていた中には「児童書ですが」と係りの人にいわれてお借りした本が何冊もありました。
主人公が本の空想の中に入ってしまう「はてしない物語」。子供のような純粋な心で読めないかもしれませんが、エンデの原作を読んでみたいです。