発表会のハンドベル・アンサンブルで吉松隆さんの作品を演奏しました。ピアノ譜やCDをだいぶ以前に購入していたのですが、懐かしく思い、ふと取り出して弾いているところです。
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なかなか斬新なデザインの楽譜です。スコアを見ると、いきなり8分の5拍子、次の小節は8分の6拍子と一小節置きに拍子が違って、1曲の中に様々な拍子が出てくるのが特徴です。
プレイアデスはおうし座の肩あたりに位置する7つほどの星からなる小さな星団で、和名は「すばる」なのだそうです。この7つの星の名にちなんだ「プレイアデス舞曲集」。西の7つの色、様々な旋法の7つの音、様々に変化する7色のリズムを素材にした現代音楽です。
バッハのインヴェンションといえば、見た目はとてもシンプルなので、子どものころ遊びにきたウチダが「なんだ簡単そうだね」といって弾こうとしたものの、あれあれ?と初見で弾けない難しさがありました。
吉松ワールドもスコアはシンプルですが、弾いてみるとけっこう難しいですよね。響きがとても美しいので大人の生徒さんの練習曲として、また発表会で取り上げるとステージ映えするので人気がありますよね。
田部京子さんは、とても雰囲気のある女流ピアニストですよね。室蘭出身で数回ほど生演奏を聴いたことがありますが、透明感のある凛とした音を奏でるピアニストだなぁと思います。まさに「プレイアデス舞曲集」を弾くにふさわしいピアニストで、演目にプレイアデスを見つけたときはすぐにチケットを取った記憶があります。
ジャケットもディスクも美しいです。HPでクリスマスページを作ったときには「プレイアデス舞曲集Ⅴ」から”真夜中のノエル”を選びました。あの頃はMIDIの時代で、今は2階で眠っているグランタッチという電子ピアノでヘッドフォンを付けて作業していました。
懐かしいです。さて、明日はいよいよ釧路です。