オオスズメバチの恐怖!

ガーデンランチの後、珍しくケーキを頂きながらのコーヒータイムとなり優雅な気分に浸っていたのだが、突然、巨大な蜂が現れた。「もしかしてスズメバチ?」と言いながら、私たちは巨大蜂が飛ぶ様子を見ていた。何故、すぐに逃げなかったのろう….。今まで見たこともない5センチくらのオオスズメバチが、我々の方へ飛んできた。ケーキはすでに食べてしまったが、きっと甘い匂いに誘われたのだろう。次の瞬間、オオスズメバチは、はじめさんのTシャツの上にまるでブローチの如く止まった。ひぇ~っ。間近で見ると物凄い迫力で、オレンジと黒のコントラストが悪魔のようだ。何もしないでやりすごすのが一番の索だと、はじめさんはじっとしていたが、スズメバチは、なかなか離れようとせず、今度は、はじめさんの顔の周りをブンブン飛び回りだした。私に「逃げた方が良い」と、はじめさん。とりあえず、そっとテーブルから離れたが、オオスズメバチは、かなりしつこくまとわりついていた。ようやく足元の方へ飛んだ時にチャンス到来と、離れる事が出来たようだ。母は私が真っ青な顔をしていたので、何事かと驚いたようだ。それにしても、傍で見ていたら、はじめさんは冷静のように見えていたが、本人は生きた心地がしなかったらしく、心臓がバクバクしていたそうだ。
スズメバチに刺されて亡くなったという事を、人事のように考えていたのかも知れない。とにかくスズメバチを見たら、すぐに逃げること。ヒグマも怖いけれど、庭で遭遇する事はないだろう。今日のはじめさんは、紺のTシャツに短パンと無防備だった。ガーデンランチの時は、黒い服は着ない事と、帽子をかぶることも大切だ。スズメバチはどこからやってくるか分からない。庭だからと油断してはならない。

みかこ