昨日は久しぶりに札幌コンサートホールKitaraで三舩優子さんのピアノリサイタルを聴ました。昨年1月27日の及川浩治さん以来、実に1年半ぶりです。
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2021年7 月26日(月)19:00開演
札幌コンサートホールKitara 大ホール
昨年1月27日のコンサートの時は、コロナ渦という状況ではありませんでしたが、マスクして演奏を聴きした。あれから、あっという間にコロナ渦となり世界的大流行となってしましました。
暫くぶりで聴くピアノ・リサイタルが、いつか聴いてみたいと思っていた三舩優子さんで感激でした。
プログラム前半はリズミカルで明るいアメリカの音楽が多かったです。全く聴いたことがない曲ばかりで、とても興味深く楽しい内容でした。バーンスタインが気に入ってピアノ曲に編曲した「エル・サロン・メヒコ」、アルゼンチン出身の偉大なピアニストであるアルゲリッチがひんぱんに取り上げるヒナステラの「3つのアルゼンチン舞曲」など、情熱的な音楽を堪能しました。
後半のプログラムが最高でした。ピアソラの珍しいピアノ組曲から始まり、「ラプソディ・イン・ブルー」は中学の頃からレコードが擦り切れるくらい何度も聴いた大好きな曲。バーンスタイン指揮のを選んで聴いていました。三舩優子さんが一番多く演奏している作品ということで、ピアノ1台をオーケストラを彷彿させる迫力でした。
最後は今年の2月に亡くなったジャズ・ピアニストのチック・コリアの「スペイン」。エレクトーンで何度も弾いたことがありますが、カッコイイ曲ですよね。ロドリーゴの「アランフェス協奏曲の第2楽章の名旋律から始まるアレンジがまた素敵でした。しっとりから一転してアップテンポなスペインへと繋がっていきました。
アンコールは「天使のいる丘」と聞こえました。しっとりとした美しい曲でした。そういえば客層に若い人が多く、いつもとちょっと違った感じでした。プログラムも三舩優子さんらしい選曲で、なんだか元気が出てくるリズミカルな曲が多くて楽しかったです。やっぱり生の演奏は素晴らしいなと改めて思いました。