残暑厳しい北海道。8月いっぱいは、まだ暑いようです。9月に入ったら少し涼しくなって欲しいです。
朝ドラ「おかえりモネ」の中で何度も「ずるい」という台詞が出てくることに違和感を覚え、もやっとした気持ちになります。
「ずるい」=狡いであり、人に言われたらかなりキツイ言葉で、言われた方は傷つくと思います。しかも、ヒロインのモネは全くずるくないのだけれど、妹は八つ当たりのように、姉のモネに対して「ずるい」を使います。タイミングを見計らって言っているようにさえ感じ、それは違うでしょといいたくなります。
長いことピアノ教師をしていますが、姉に対して「ずるい」という妹はピアノを習っていたら、恐らく姉より達者に弾くのだろうと思います。しかし、教師ともぶつかりやすく、あっさりと辞めてしまうタイプで、不器用な姉の方が続くのだろうと感じます。あくまでも私の感じ方です。
考え方や感じ方は人それぞれ違います。ピアノ教師としての立場からいえば、面倒なタイプの生徒さんよりも素直な生徒さんの方が教えやすいのは確かです。
当時、中学1年の姉と小学2年の妹が転校で教室を移ってきた時のことですが、お姉さんの方はプライドが高く、以前の教室では「いつもほめられていたのに、この教室では注意されてばかりだ」といいました。私はそれが「レッスンというものだと思うけれどね」といいました。レッスンで指摘することが注意と感じるようでは、もはやレッスンは出来かねます。
一方、小学2年の妹さんは天真爛漫な子で、のびのびと楽しそうにピアノを弾き、発表会では6手連弾などでも活躍しました。同じようにレッスンしても、妹は指摘に対して「そうか」と素直に受け止め、すぐさま自分のものにしていました。
レッスンでは、わからないことや納得のいかないことがあれば、いくらでも聞いてほしいと思います。プライドが高いお姉さんは「アウフタクト」という音楽用語がわからないまま辞めてしまいましたが、辞めるときにお母さんから「そんなことも分からないのと言われそうで聞けなかった」と聞いたことが私はとてもショックでした。
ずっと分からないまま分かったフリをされるのは本当に困ります。そんなことはプライドでも何でもありません。ただただ損なだけです。しかし、レッスンというのは難しいものだと今でも改めて思いながらレッスンしています。
ここのところ週末には必ずジェットスキー軍団が来ていましたが、今日は誰もいませんでした。緊急事態宣言が出ているからなのかもしれません。余市川は野鳥が多いことでも知られていますが、今日は久しぶりに悠々と飛ぶアオサギ・シロサギが見られました。
それにしても、アオサギの鳴き声には驚きました。彼らが安全に棲めるような余市川であり続けて欲しいと思います。川での乱暴なジェットスキーは禁止にして欲しいです。