明るい気持ちでピアノを弾こう

スタッフを担当していた生徒さんが発表会に参加できなくなったため、どうしようかと思い、ダメもとで幼稚園の時から高3まで習っていた生徒さんに電話してみた。突然、電話したのでびっくりしていたけれど、相変わらず元気が良く明るい声が聞けて、なんだかホッとした。そして、スタッフの件も快諾してくれた。それならばと、はじめさんが、今度はコーラスの応援をしてもらえないかと言う。それも先ほど快諾してくれた。はじめさんとMちゃんのゴールデンコンビは今年も健在のようだ。

毎日、色々な事が起こり、その都度、喜んだり、どうしようかと悩んだり…。そんな事を繰り返しながらも、今年は20周年を迎えた。しかし、20年経っても、ハラハラする事は多いし、色々な生徒さんが居るので、臨機応変に対応するのは至難の業。特にこの時期は、発表会の曲が弾けない事でナーバスになり、「辞めたい」と親御さんに言っている生徒さんが何人か居るようだ。昨日も、お母様から「ブルーになっています」と告げられレッスンをしたのだが、秋の発表会の曲なのだから、当然いつもより難しいのだ。しかし、どんな風にしたら弾けるようになるのか、また練習してきたけれど、どこが弾けないのかなどなど相談してレッスンしていくと、「ほら、出来たでしょ」の連続で、ようやく笑顔が見られた。やれやれ。その前の生徒さんは、ご挨拶を引き受けてくれた、ハニカミやさんだが、ナーバスにはならず、むしろ上手く弾けない自分が可笑しいらしく、うふふと笑うのだ。私は熱いレッスンをしているので、うふふが出ると、ついコケてしまうのだけれど、これくらいじゃないと、と思う。実際、うふふのRちゃんは、とても進化している。もう一人、50代の大人の生徒さんの進化が凄い。以前は、つっかえつっかえ弾いていたのに、今年はまるで違う。こちらが心配するくらい難しい曲を選択したのだけれど、とにかく集中して弾ききる。そして、はぁと溜息。余程、緊張しながらも集中しているのだろうと思う。こういう姿を見ると、本当に凄いなぁと嬉しくなる。

明日は、久しぶりのコンサート。有森 博さんを聴くのは久しぶり。とても楽しみ!

みかこ