ピアノが楽しくて楽しくて!

教室では毎月「Little Players News」という新聞を発行していますが、1998年4月からスタートして今月号でNo.164となりました。”継続は力なり”と言うけれど、自分でもよく続いていると思います。しかし、ウエブに載せるのを怠っていて、9,10,11月号とまとめて載せました。9月号「発表会プログラムより抜粋して曲の解説」10月号「~発表会を終えて~抜粋して感想文の紹介」11月号「フランツ・リスト生誕200年①」

発表会で取り上げた「ギロックコーナー」。あるお母様から「とても綺麗な曲だったのでCDが欲しい」と言われました。中でもトップに弾いた6歳の生徒さんの「雨の日の噴水」の演奏がとても良かったと好評でした。「発表会」に出て考え方が変わった生徒さんやご父兄も。練習しないで平気なKちゃんは、感想文で「もう少し練習してから出たかった」と書いていましたが、実際、お母様から「この頃、ちょくちょくピアノに向かっているので驚いています!」との事で、一緒に習っているお母様も嬉しそうでした。それから、初めて娘さんのピアノ演奏を聴いて感激したお母様は、娘さんと話し合い、中学生になっても継続すると決められたそうです。多分、一番変わった人は、ピアノ歴が一番長いベテラン生徒さんかな。ピアノは職業上必要だから継続していたという彼女ですが、「今は、ピアノがもう楽しくて楽しくて!」と。本当、ここまで来るのに時間がかかったのでしょう。それにしても、片道3時間かかるそうなので小旅行ですね。

昨日、「全く練習をしないので、しばらくお休みさせたい」と、ご父兄から電話がありましたが、お母様のお話では、本人は「絶対に辞めない!」と言っているのだとか。「ピアノ教室を替えてみるか?」と本人に言ったそうですが、「ニシカワに行く。他へと行けと言うなら辞める!」と。ストレートに話されるので、ちょっと面食らいましたが、本人は辞める気は全く無いのだけれど、今は気持ちが乗らずに練習したくない訳があるのでしょう。単純にもっと遊びたいとか。子供ですからね。ただ、ご父兄にとっては、お月謝がかかりますので、「練習しないのなら辞めなさい」という事になるのでしょうね。私も同じ年齢の頃、遊ぶ事に夢中になり、練習しないでピアノ教室へ行った事がありますが、バッハのインヴェンションなどを渡されてから、ピアノが急に面白くなったのを覚えています。

母親が超放任主義だったのもあり、「勉強しなさい」とか、「ピアノを練習しなさい」と言われた事が一度もありませんでした。しかし、勉強しなければ当然、成績も悪いですし、練習しなければ、弾けずに面白くないのです。長く続ける間には色々な変化が起こるものですが、やはり「楽しくて楽しくて!」と言って、教室に通って欲しいなと思います。

みかこ