子供の頃から元旦の朝が待ち遠しかった。年賀状が届くのを楽しみにしていたからだ。しかし、元旦の朝は、はじめさんの表情が寂しげに感じた。
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「終活しているから、年賀状はもう書かない」と、初めに聞いたのは近くに住む叔父叔母夫婦からだ。
年々、親戚の数も減り、親戚づきあいをしているのは近くに住む叔父叔母夫婦と札幌で設計事務所を主宰していた叔父叔母夫婦だけになった。しかし、札幌の叔父が認知症になって、あんなに好きだった車を手放し、今日届いた年賀状には来年から年賀状は辞退するとのこと。「寄る年波には勝てない」というフレーズが何とも哀しく感じた…。
同じことがが元旦の朝、はじめさんの叔母から届いた年賀状に書かれていたそうで、「何故なのだろうね。逆じゃないのかな」という。
コロナ禍でもあるし、なかなか人と会うことがままならない現在。人との関係が、だんだん希薄になっているように感じる。
教室を卒業してもう20年以上も経っている2人の生徒さんから届いた年賀状。とても嬉しく思います。
2人ともお母さんで、1人はお子さんが大学生になったから時間がたっぷりあるといいます。だったら、またピアノを始めましょうと返しました。かなりの腕前だったのにもったいないなぁ。
年賀状じまいは終活している人とは限らない。これを機に年賀状はもう出したくないという人もけっこう多いようだ。
10年程前から「終活」という取り組みが注目されるようになっています。 「年賀状じまい」の流れで絶縁するのは大損失! 3年計画でダメージをなくそう/【... - 窓の杜 |
高校の同級生からも来年から年賀状を辞退するという知らせがありましたが、今まで通りのお付き合いをしたいからとも書かれていました。SNSがありますからね。私はLINEは苦手なのでやりませんが…。
はじめさんも東京の会社に勤めていた頃の同僚、それこそ30年以上も前のお付き合いなのに、今も届く年賀状は嬉しいといっています。
年賀状だけで繋がっている人もたくさんいて、それでも、そんな繋がりを大切にしたいなぁと想う今日この頃です。
年末に降った雪の重みで電線がたわんでいるから、とお隣さんが心配してはじめさんに教えてくれた。
年末だったけれど、SNSで現状を知らせると、今日「つうけん」の人が来てくれました。機械でけっこう上に上がって作業してくれました。
年が明けて、あっという間の三が日でした。はじめさんは明日から仕事だといいます。しかし、会社の中では4日まで休みをと訴えている人が多かったとか。今月は3つのコンサートの手配をしたいと思っています。まずは明日。
物が増えると部屋が狭くなるので断捨離はしたいと常々思っています。しかし、人との関りは断捨離したくないですね。ちょっと寂しいお正月です。