Categories: ピアノ piano

深夜の病院からの電話にドッキリ&4回目の母の引っ越し

深夜12時30分に電話が鳴った。恐る恐る出ると、私の名前を確認して病院からだという。母に何かあったのかと心臓がバクバクした。そして、近所に住む叔母が骨折して救急車で運ばれ、咄嗟のことだったので付き添ったシュワルツネッガーのような叔父はお金を持ち合わせていなくてタクシーで帰ることができずに困って看護師さんに電話をかけてっもらったようだった。

深夜の電話に出るのは覚悟が要る

 

明日は母の引っ越しだからと先に2階に上がったはじめさんだったが、深夜の電話に驚き、すぐに降りてきた。最近は高齢者宅に強盗する事件が相次いでおり、叔父夫婦も必要な金額しか降ろさないようにしているという。

それでも、この物価高でスーパーへ行くと思っていた額より高くて、現金を持ち合わせていなかったのだという…。

タクシーを呼んでもらい、自宅に来てもらって、はじめさんが叔父をマンションまで送った。こんな時、近くに引っ越してきてくれて本当に良かったと思う。

8年間暮らしたホームとお別れ

叔母が入院している病院は引っ越し先の目と鼻の先なので、10時半の引っ越しに合わせてシュワルツネッガーのような叔父を病院へ送ってから、母を引っ越し先に移動。ホームの人も母に何も言っていないという。

認知症の母でも、フリードに乗せる時何かを感じ取っているようで、目を開けないし、身体を動かさそうとせず困った。向かいの建物に引っ越すにしても、ホームの人とはこれきりになるのに、目を開けようとしなかった。

独り暮らしでも物が多いため断捨離した

引っ越し先に母を連れて行ったものの、母の部屋には入れず、どんな感じなのかも全く見ることができなかった。今までは個室で広く、かなりの物を置けたけれど、今度は4人部屋で必要最低限の物しか置けないという。

ホームの母の部屋に在る物も、しばらく建物の中に入れなかったので、持ち物がどれほどあるのか全く把握できずに、ほとんどの物を処分することにした。

素敵な掛け時計も置いてきた

部屋には素敵な壁掛け振り子時計があったが、我が家には実家から持ってきた大きな振り子時計があり、はじめさんの部屋にも同じような時計があるので、そのままホームに置いてきた。ホームの人は喜んでくれたので良かったと思う。

それにしても、入居先を全く見ることができず、母の様子を見ることができないというのは、コロナ禍で仕方がないとはいえ、腑に落ちない。今後の面会も予約制で、アクリル板越しになるという。

仕事休みにして正解

とても仕事ができる状況ではなかった。10時半に母を移動させてから、係りの人の説明だけでお昼過ぎになった。シュワルツネッガーのような叔父を迎えに病院に行くと、姿が見当たらない。待合室で忙し過ぎる看護師長さんに会い一緒に探してもらったが、なんとトイレに入っていた…。

お昼は具沢山な味噌汁だけ。それから役場と保健所へ行き、住所変更をする手続きにけっこう時間を要した。入院した叔母の医療保険の書類も後日、私が書かなければならないようで当分はゴタゴタするだろう。

午後3時前にようやく母が暮らしていた部屋の物を片付けた。TVと冷蔵庫を家に持ってきた。TVはレッスン室のと交換。誰か欲しい人がいたらと思い、1週間はリビングに置こうと思います。

夕食に「おでん」は作っておいた。特売の鰊の刺身がとんでもなくお美味しかったのは余市ならではだと思った。

誰でも歳はとる。しかし、我々が同じようになったときは誰も頼れる人は居ないのだと思うから早めに対処していくことが大切なのだと痛感した日だ。

みかこ