2023年3月11日(土)12:30開演
札幌コンサートホール kitara 大ホール
ピアノ:紀平凱成
スペシャルゲスト:サラ・オレイン
目次
intermission
●プッチーニ:歌劇<トーランドット>より「誰も寝てはならぬ」
●ニコライ・カプースチン:24の前奏曲より第1番
●Official髭男dism / アレンジ 紀平凱成:Subitle
●紀平凱成:World
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kitaraからDMが届いて面白そうだという はじめさんの言葉を聞いて取ったチケットでした。私は紀平凱成さんのこともサラ・オレインさんも全く知りませんでした。
ステージに登場した紀平凱成さんは、 発達障害をかかえる異才のピアニスト。クラシックとjazzを融合させたニコライ・カプースチンの楽曲を得意としているとプログラムに掲載されていて、ふとカプースチンといえば川上昌裕さんを想い出しました。
ステージに登場した紀平凱成さんは、まだ少年のような感じで、「たくさん拍手をしてください」と客席に向かって2回繰り返した後にピアノに向かいました。とても澄んだ音でした。ひたすらピュアな世界観に包まれました。
1曲弾くごとにステージ袖で次の曲のコメントを述べられ「聴いてくださーい!」で登場のスタイル。時々客席に向かって両腕を振ってワクワク感を表現しているようでした。
休憩時にロビーで寛いでいると、正面の階段の奥に川上昌裕さんをお見掛けしてビックリ!はじめさんは私の目の良さに驚きつつも、どんな関係なのだろうとググると、なんと紀平凱成さんの恩師とのことでした。納得!
後半はスペシャルゲストのサラ・オレインさんが登場して一気に華やかになステージになりました。チック・コリアの「スペイン」を情熱的に熱唱され、あっという間にスパニッシュな世界に。
サラ・オレインさんは司会者でもあり、ボーカリスト、バイオリニストと多彩な方ですね。音が色で見えるのだそうです。幅広い活躍が注目されているサラ・オレインさんの公演は今年の秋、10月17日にキタラで開催が決定しています。
アンコールに再びサラ・オレインさんが登場。紀平さんと並んでお辞儀をされましたが、ずっと頭を下げたままの紀平さんをチラッと見て笑いを誘っていました。そして、カイル君に「もう1曲やる?」と聞くとカイル君は「やる!」と答えました。プッチーニの「誰も寝てはならぬ」が素晴らしくて、スタンディングオベーションの嵐でした。それにしても、リハーサルで1回しか合わせていないとのことでした。流石はプロですね!
その後もソロでまさか3曲のアンコール。会場はとても盛り上がりました。ちょっといつもと違う雰囲気のコンサートでしたが、とても楽しかったです。