ピアノ界のレジェンド舘野 泉 / ピアノへの情熱

昨年12月30日にTV放送された「鬼が弾く 左手のピアニスト 舘野 泉」が放送されたこともあり、今日のコンサートは早い時間からロビーにお客さんが並ぶことを予想して、早めに札幌に到着しました。

青空と桜吹雪の豊平館

会場のキタラから少し離れた24時間770円の駐車場にフリードを停めてランチ。お豆腐弁当と野菜サラダ、それにシナノゴールドという林檎を炭酸水に漬けて持ってきた はじめさん。塩水に漬けると変色しないのは知っていましたが、炭酸水に氷を入れるとドリンクにもなり、林檎もシュワーっとして、とても美味しかったです。

左手のピアニスト・舘野泉86歳の挑戦。気鋭・藤田真央と連弾収録、さらに新曲『鬼の学校』を携えリサイタルにも挑む。あくなき渇望が生み出す不屈の調べ。59分拡大版左手のピアニスト・舘野泉86歳。脳出血による右半身マヒを乗り越えて演奏活動を続け、さらにこの秋、新たな挑戦にでた。気鋭の若手ピアニスト藤田真央と連弾の収録を行い、「鬼」をテーマに掲げた新曲をひっさげ全国ツアーに出たのだ。コロナ禍でコンサートのキャンセルに見舞われ、老い、腕の痛みも押し寄せる。失意のどん底から立ち上がり、音楽へのあくなき渇...
鬼が弾く 左手のピアニスト 舘野泉 - 鬼が弾く 左手のピアニスト 舘野泉 - 鬼が弾く 左手のピアニスト 舘野泉

青空に映えて豊平館の美しいこと。

桜色のコートを着てきましたが、ポカポカ陽気でフリードにコートを置いてきました。

突風が吹いて桜吹雪!20℃まで気温が上がり、この陽気では5月3日の余市桜まつり迄、持ち堪えられないと思いました。

はじめさんもコートを置いてきて七分袖。初夏を感じさせる暖かさでした。

自由席ではなく指定席に改善してほしい

13時30分開演、13時開場で、12時半頃キタラに到着。すでに並んでいる人が多かったです。しかも大ホールでも同じ時間帯でコンサートがあるようで、ロビーは人でごった返していました。

案の定、自由席とあって、早く並ぶ人が続出。しかも、高齢な方が大方なので早くからチケットを入手している方にとって自由席は何一つ良いことがありません。キタラの係りの人も大ホールのお客さんと小ホールのお客さんをきちんと並ばせることができない状態でした。

時間きっかりに開場となりましたが、はじめさんの列の前の高齢の女性がチケットを出していなかったのか進みません。あんなに時間があったのに…!それを係りの人は、後ろのお客さんを待たせて対応していて、ちょっとびっくりでした。

小ホールが満席だということで、ご夫婦や連れだって入ったお客さんが別々の席になったり、とにかく空いている席を探すのが大変。次回は指定席にして欲しいと思いました。

マリアさんの訃報

1996年2月10日。アイノラから先生とご一緒にバスでヘルシンキに戻り、午後7時頃に先生のお宅へ。「ようこそ!」と迎えてくださり、コートをかけて頂きました。お土産のウィスキーをお渡しすると「こんな重たいのに、わざわざ持って来てくれたの」と、ニコニコ笑顔で接待してくださる先生。ファンからの贈りものが大切に飾られていて「本当に先生はお優しいのね」と、皆さんも言っていました。お馴染みのチェロのエルッキ・ラウティオさんも見えていました。 とっても素敵な先生のお宅で、いつにも増して身近に先生のピアノを...
舘野先生のお宅でホームコンサート/想い出のアルバム5 - きままなひとりごと♪

舘野先生がお元気そうでホッとしました。しかし、最初の曲の演奏を終えて急に言葉に詰まり、きっとご病気のせいだと思っていたのですが、まさか最愛の奥様マリアさんが先月亡くなったとは知らなかったので、先生からお聞きしてとてもショックでした。マリアさんが大好きだったバッハの「シャコンヌ」を聴きながら、ボロボロと涙がこぼれて止まりませんでした…。

尽きることのないピアノへの情熱

コロナ禍で暫くコンサートができなかったときは相当に落ち込んだとお聞きしました。やはり、お客さんと繋がれるコンサートが舘野先生の生き甲斐であり、だからこそ全力投球できるのだなぁと思いました。ソロ演奏も若手音楽家たちとのアンサンブルも、とても素晴らしかったです。コンサートノートは後日。

みかこ