PMF ピクニックコンサート / レナード・バーンスタイン・メモリアル・コンサート

朝からすでに気温が33℃でした。猛暑の中の野外コンサート。8時半頃、家を出発しました。

快晴のピクニックコンサート

ピクニックコンサートのときは、ほとんどが快晴です。土砂降りは一度だけあって、暑いのにカッパを着てコンサートを聴くのは大変でした。

今日は雨の心配は全くないでしょう。高速道路に乗って小樽の海岸が見えてくると、はじめさんが必ず「写真撮らないの?」といいます。

優先レーンに並ぶ

今年からPMFの会員証はスマホ画面を提示するスタイルになりました。係りの人にスマホ画面を提示して、会員特典の優先レーンに並びました。

PMFフレンズは若手音楽家の成長を応援しながら、コンサート等をお楽しみいただく賛助会員制度です。コアファンとして音楽祭を支援するPMFフレンズのご継続・新規ご入会を心よりお待ちしています!
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今年からチケット割引が10%から15%になったので、今日の芝生席は1,700円でした。

優先レーンに座って、はじめさんを待っているとメチャクチャ暑かったです。フリードから荷物を持ってきてくれた はじめさんが優先レーンに座り、私は木陰に避難させてもらいました。かなり涼しい。

滅多に飲まないノンアルコール・ビール。何故か酔った気分になるのが不思議です。

そうこうしているうちに入場時間となり、恒例のファンアーレ!

以前は椅子席の後ろ中央に敷物に座っていましたが、最近はステージの端の方に椅子を持って行き聴いています。この方がラクチン。

Program

第1部 12:00~

【PMFオーケストラ・パーカッション・メンバー】
●藤倉大:Uto(宇土)

【ARK BRASS】(金管アンサンブル)
●ジョブリン(J.アイヴソン編):エンターテイナー
●サイモン・キャビ―/セシル・コルベル(石川亮太編):アリエッティズ・ソング
●ピアソラ(星野究編):リベルタンゴ
●R=コルサコフ(芳賀編):歌劇『サルタン王の物語』より「熊蜂の飛行」
●J.ホロヴィッツ:ミュージック・ホール組曲
●ウォルトン(E・ハワース編):「スピットファイア」前奏曲とフーガ

Intermission

第2部 13:00~

●メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 作品64
Allegro molto appassionato
Andate
Allegretto non troppo-Allegro molto vivace

指揮:トーマス・ダウスゴー
ヴァイオリン:金川真弓
管弦楽:PMFアメリア PMFオーケストラ

Intermission

●ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調(第4楽章補筆完成版)
コールス校訂版(オーレル及びノヴァーク校訂版による。2000年)
Ⅰ.Feierlich,misterioso 荘巌に、神秘的に
Ⅱ.Scherzo.Bewegt,lebhaft-Trio.Schnell アダージョ ゆっくりと、厳粛に
Ⅲ.Adagio.Langsam,feierlich スケルツォ 躍動的に、生き生きと トリオ 急速に
サマーレ、フィリップス、コールス、マッツーカによる補筆完成版(2012年)
Ⅳ.Finale Misterioso,nicht schnell フィナーレ 神秘的に、急がない

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第1部は短い曲が並び、聴きやすく楽しい音楽の時間でした。

第2部はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。聴けば「あれね」と絶対に分かる有名な曲です。ソリストの金川真弓さんは小柄な女性ですが、演奏はとてもスケールが大きく、ダイナミックで繊細。ソロヴァイオリンの演奏効果が最大限に発揮される曲ですが、見事な演奏にブラボー。大きな拍手に応えて、アンコールはサマータイムでした。しっとりと美しい音色が野外ステージに響き渡りました。

PMFでは必ず大曲に挑みますが、今年は演奏時間が80分という超大曲でした。しかも、「3楽章で終えてよいだろうか」と、補筆完成版に挑んだ指揮者。ブルックナーは、死の直前まで5線紙に向かったけれど未完に終わりました。

今日の演奏ではブルックナーがアダージョで終わらせないと考えていたとし、第4楽章は4人による補筆完成版で演奏されました。とても貴重な演奏が聴けて嬉しかったです。80分という長さでしたが、じっくりとブルックナーの世界に浸れました。ブラボー!!

今年は午後3時半頃に終わり、こんなに早く終わる年は初めてでしたが、丁度良い長さなのかもしれないと思いました。

これからもずっとPMFを応援したいと思います。

みかこ