昨日は午前中レッスンの後、ランチ、そしてトレーニング、帰宅して珈琲を飲みながら、ギリギリまでピアノを弾いて札幌に出掛けました。それにしても、毎日が忙しい。
目次
気温は少し涼し気でした。一雨きそうでしたが、石狩方面の海が綺麗な青空。
先日、PMFが終わりましたが、今回の小曽根真さん、8月11日には亀井聖矢さんのピアノリサイタルに出掛けます。
平日の午後7時のコンサートは、レッスン調整が難しい。小曽根真さんのコンサートがあるからでしょうか、キタラ周辺の駐車場は混んでいました。最近は4台ほどの停めにくい駐車場にフリードを停めて、コンサート前に簡単な食事を摂ってから出陣!?しています。
だいぶ以前に買ったユニクロCのワンピースに黒のベストを合わせました。同色のstoleもセールでお安くget。
小曽根真:Crystal Love
Puzzle
Infinity
The Origin of the Stars(星野 源)
O Berek
Intermission
2台ピアノ/ 小曽根 真×壺坂 健登
壺坂 健登:こどもの樹
With Time
ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
encore
Charlie Parker:Au Privave
●コンサートは全てのお客様と演奏者にとって共有の空間です。演奏後の早すぎる拍手が他の方の感動を損ねることがあります。ホールに響く余韻までお楽しみください。
●のどあめの包み神の音、プログラムをめくる音、ビニール袋のガサガサ音はとても響きます。
●リズムに合わせた大きな動作、前に身をのりだしてのご鑑賞は後ろのお客様の視界をさえぎることもありますので、ご配慮をお願いいたします。
とてもシンプルなプログラムで、曲はなんと、ガーシュインのラプソディ・イン・ブルー(2台のピアノ版)だけしか掲載されていませんでしたが、細やかな注意事項が掲載されていて参考になりました。
キタラで小曽根真さんを聴くのは3回目くらいだと思いますが、ソロは初めてです。爽やかな夏の夜、とっておきのCrystalなjazzの響きに酔いしれました。
どんなに才能豊かなアーティストでも病気に罹るとナーバスになりますよね。4曲目の「The Origin of the Stars」は星野源さんのことですと語られました。実は、奥さまがくも膜下出血を発症され、同じ病気で札幌の渓仁会で手術をされた星野源さんが完治されたことで、星野さんからご紹介されたようです。
奥さまはすっかり元気になられて、とても感謝された小曽根さんが星野源さんのために書いた曲で、これがとても星野源さんぽくって、会場の皆さんもウンウンと頷いて聴き入っているのが分かりました。それにしても、札幌の渓仁会には優秀なドクターがいるのですね。心強く思いました。
後半はゲストの壺坂健登(つぼざかけんと)さんが登場。小曽根さんの後輩で2019年にバークリー音楽院を首席で卒業された方で、ジャンルを超えた多彩な才能豊かなアーティストだと紹介されました。
まずは、壺坂さんの作品の2曲を小曽根真さんとのセッションで演奏されましたが、これがとても大きな作品で、「こどもの樹」というタイトルとかけ離れた巨大な樹でした。2曲の演奏が終わった時点で午後8時20分でした。
ここからガーシュインのラプソディ・イン・ブルーが開始されるとは。「さてと、どうなりますか」と小曽根さん。
今までに聴いたことがない「ラプソディ・イン・ブルー」で、セッションが止まらない世界に没頭して聴き入りました。壺坂さんが色々と仕掛けてきても、小曽根さんがしっかりと受け止めて笑いながら返す、その連続です。だから嬉しくて仕方がないという壺坂さんの笑顔。何が飛び出すかわからないジャズセッション。まさに一期一会の世界なのだと感動しました。
終焉は午後9時を軽く超えていましたが大きな拍手は鳴り止みません。この後はサイン会もあり、ロビーは人で賑わっていました。クラシックコンサートとはまた違った面白さや、自由な掛け合いに釘付けとなりました。若い人から、年配の方々まで幅広い年齢層でジャズの世界に酔いしれました。コンサートって本当に面白いなぁと思いました。