音楽の三要素とは / 深く楽譜を読み深く演奏しよう

レッスンのときに、何気なく音を出して弾いている生徒さんに、音楽の三要素とは?と尋ねると、ほとんどの生徒さんが「えっ!?」とびっくりしたような顔をするので、ちょっと驚いてしまいます。

リズム

普段から音楽の三要素を考えて演奏してほしいものです。ところが、音楽の三要素を知らないという生徒さんに、逆に「えっ!?」と驚きます。

まず、リズムは最も大切なポイントとなります。音楽には2拍子・3拍子・4拍子など一定の拍子が連続して構成されています。3拍子はワルツ・マズルカなど、ブラジルの音楽ではサンバなどがあります。タンゴは4拍子、サンバが変形して生まれたボサノバなど様々なリズムの曲があります。

メロディ(旋律)

先日、メロディを弾いてというと、「メロディって?」という生徒さんがいてビックリしましたが、メロディはイタリア語で日本語では旋律。

メロディとは様々な高さの音がリズムに乗って歌われます。曲の主役ですね。メロディを聴くと、どんな音楽なのか分かります。

ハーモニー

リズムとメロディは分かる人が多いですが、ハーモニーと答えられる人は少ないです。ハーモニーとは音の調和です。2つ以上の異なる音が重なり合ったもの。

よく「ハモる」といいますが、コーラスや合奏で美しい響きを奏でることです。このハーモニーを加えることで、深みのある音楽が生まれます。

演奏する前に深く楽譜を読みましょう

ピアノの前に座ると、あまり考えずにすぐ音を鳴らす生徒さんが実に多くて、すぐにストップ!といいます。そして、次に通して弾いてもらい、注意点を詳しく説明していきます。勿論、良い箇所もです。

楽譜を深く読まず、思い込みの激しい生徒さんは、注意点をずっと間違えたまま、ただひたすら速いテンポで弾く。そうなると、曲の仕上がりがものすごく遅くなってしまう。レッスンで口を酸っぱくして言っても、リビングのピアノでまた速いテンポで弾いていました…!いい加減、気づいて欲しいのですが。

みかこ