”スランプなのか”と思うほど、進むべき方向が見えない状態が続いていた。昨日は午前中に花苗第1弾が届き、120個の花苗を100個程使って寄せ植えを作った。夕方まで庭仕事にかかり、足腰はガタガタ。お風呂に入るとピアノに向かいたくても無理だった。しかし、寝る前にピックアップしてきた楽譜と向き合い、弾かずに頭の中で構成を練ると、なかなか良い具合になってきたのだ。
ピックアップしたのは、シューマンの「子供の情景」、「森の情景」、メンデルスゾーンの「無言歌集」、ブルグミュラー「18の練習曲」、湯山昭さんの「音の星座」。ざっと目を通して弾く。持っているものはCDも聴いてみた。メンデルスゾーンの無言歌集は50曲近くあるのだが、全曲録音しているピアニストは極めて少なく、バレンボイムの演奏は希少だと思う。
シューマンの両方の情景を考えたのだが、思ったよりも難しい。第7回の発表会の時は、シューマン特集を組んだ年だったけれど、両方の情景、子どものためのアルバム、ソナチネ、幻想小曲集から「飛翔」、そして、私は「幻想曲」より第一楽章を弾いたのだった。おまけにコーラスは混声4部合唱の名曲「流浪の民」を歌ったほどだった。よくこれだけの事が出来た(それだけメンバーが揃っていた)と、プログラムを見てびっくりした…。
悩んだ結果、あまり背伸びした選曲はやめることにした。そうすると少し道が開けてきた。まず「子供の情景」を2、3曲ずつ担当してもらい5人の生徒さんで全曲演奏する。小品とはいえ、1曲1曲きちんと演奏するのは大変だと思うし勉強になると思う。そして、次にレッスンでも常に取り上げているブルグミュラー「25の練習曲」。ピアノブログでも話題になっている後藤ミカさんアレンジの「ブルグミュラーでお国めぐり」を、はじめさん相手に連弾してみた(初見は無理なので、ゆっくりとか、メロディーだけとか)。「わっ、これ面白いわ!」。全部で8曲あるのだけれど、これをまずソロで原曲を弾いてもらい、その後に先生との連弾をして、その華麗なアレンジ曲を聴いてもらおうと思った。生徒さんにとっては、勉強する曲は1曲なのだけれど、原曲ソロとボリュームたっぷりの連弾と2曲演奏する事になる。これは今までやった事がない。しかし、手拍子をしながら立ち上がってセコンドからプリモへ移動したりするのは難しそう。(^^; 最後に、今まで大人の生徒さんに湯山昭さんのシリーズは使った事がないのだが、今回はまだ取り上げた事がない「音の星座」をと思っている。ただ、もう少し短調の曲があったらなぁと思った。
今日は眼鏡が出来上がったので午後から小樽へ出た。レンズが入っても今の眼鏡は軽くてびっくり。はじめさんが「安かろう悪かろうではないという勉強になった」と言うくらいの眼鏡で満足。ついでに庭のフェンス選び、それに合う「ツル薔薇」を2つ。夕方帰ってきて、ピアノに向かっていると「まだ明るかったのでフェンスを立てたよ」と、はじめさん。明日、雨でなければ庭仕事&ピアノ。雨なら一日ピアノ!この1週間は自分の練習がまともに出来ていない。