優しい色に癒された日 / 旅は寛容を教えてくれる

今週はグル―プレッスン3本立てで忙しかったので、今日は函館への車旅の準備に心と身体が追いつかないという心境でした。しかし、忙しいというのは恵まれているのだと切実に思う今日この頃です。

34回目の発表会を迎えるにあたって

「何人くらい生徒さんいるの?」と聞かれるのが年々しんどくなってきました。昔は身体が1つでは教えきれないくらい生徒さんが多かった。多い時は60人近くも1週間にレッスンしていました。

コロナ禍では生徒数が小人数であることが、発表会を成功させることに繋がったりしました。会場も椅子と椅子の間隔を開けて60名以内という感じでした。毎年、来年は発表会が出来るのかという不安を抱えながらも今年は34回目の発表会を迎えます。

メイプル街道を走る時は何故か天気が良い。

3月いっぱいで辞めた生徒さんは、「私一人くらい辞めたって教室に影響ない」といいましたが、少人数の教室にとっては、とても大きなことなのです。生徒数が少なくても教室は運営はできますが、発表会はどうなのだろう?少人数ならではの発表会も考えていかなくてはならない時期が訪れています。

毎日が苦悩の連続

教室を運営するにあたって、毎日が苦悩の連続といっても過言ではない日々を重ねてきました。新聞の折り込みチラシを入れたり、ポスティングしたり、看板を設置したり、インターネットに広告を出したり。しかし、食品などの高騰が続いており、ピアノを習わせたいと思う人は年々減少していると思われます。

GWも出掛けると何をするにも、お金がかかるからと、旅行に出掛ける人はかなり減少しているようです。

メルヘンチックな風景に癒される

教室存続の危機という状況の中での車旅。しかし、はじめさんは、そんな心配事に無関心なようです。彼は、たとえ生徒さんはが1人になったとしても、教室は成り立つと30年前からいっていました、確かに30年以上も継続できたのは凄いことだと思っています。

昨日のグループレッスンで、ハンドベル・アンサンブルは10人でといったら、すかさず小3のMちゃんが「2人減った」といったのには驚きました。実際は小6の生徒さんがピアノ伴奏で、アンサンブルは11名なので変わらないのですが、子供は人数のことをスゴク意識しているようなのです。

森の道の駅に立ち寄ると、桜はまだそんなに咲いていませんでしたが、メルヘンチックな風景に、なんだかとても癒されました。それほど落ち込んでいるのだと思いました。

五稜郭の桜に圧倒された

森町の桜はまだまだでしたが、五稜郭の桜は見事でした。駐車場は混雑していても、割とスムーズに入れるので、ここ何年かは五稜郭の駐車場に停めています。

入口のジンギスカンなどでの火の使用が限られたエリアが桜が満開状態でした。既に桜の花が落ちていましたが、犯人は雀。花ごとちぎって蜜を吸うので「盗蜜」といわれています。実際、その犯行を見たことがあります。

淡いピンクのソメイヨシノが多い五稜郭の桜の中で色の濃い枝垂桜が人気のようでした。着物を着た3人の女性が代わる代わる写真を撮っていましった。

桜まみれの、はじめさん&五稜郭タワー。

風が強くて帽子が飛ばされそうになって、ブロックテックコートの大きなフードを被りました。風があると体感温度が下がり寒く感じました。だからでしょうか、観光客は比較的少なかったようです。満開の桜はGW後半の方が良さそうです。我々にとっては混み混みよりも良かったです。

余市の桜はまだこれからですが、五稜郭の桜はかなり咲いていて綺麗でした。優しいピンク色に癒されました。

人生、色々ありますが、前向きに生きていきたいと桜を見て元気を貰いました。教えることの難しさに今更ながら悩むことも、また人生なのだと思いました。ありがとう!

旅は寛容を教えてくれる

長い事、ピアノ教室を経営していますが、この1週間はかなり精神的にしんどかった。色々と考えされられることが多かった。しかし、悩んでいても仕方がないし、時間の無駄でもあると思うようにもなった。「自分がどう変わるか」によって、物事はいかようにも変えられるのだと思えるようにもなった。短い人生なのだから、やれることを精一杯やるしかないのだ。

みかこ