ライオンジュニア逝く/熱帯魚との暮らし

初代のボス「ライオン」と同じフィンを唯一持ったジュニアだったが、ミッキーマークが無く、身体が小さかった。身体が大きい方が熱帯魚の世界では優位で小さいオスは攻撃を受けやすい。ジュニアは上手に攻撃をかわし、「ライオン」と同じように長生きしたと思う。3日くらい前から、いつも食欲旺盛なジュニアの姿が見えなくなり、どうしたのだろうと思ったら、皆と離れ水槽の隅に居た。昨日は、もう呼吸が荒くなっていた。熱帯魚の多くは死期が近づくと、遠くを見るような目をして、旅立つ覚悟をしているかのようだ。そして、最後は自分の姿を隠すようにして亡くなる。今朝、ジュニアの姿がどこを探しても見つからなかった。まさかと思ったけれど、スポンジフィルターを持ち上げてみると、亡くなったジュニアの身体がふわーっと浮いてきた。僅かな隙間があったけれど、あんなに弱っていたのに最後の力を振りしきってそこに身を隠したのだろうと思った。「ライオン」と同じフィンの子はもう生まれてこないかも知れない。ジュニアが亡くなって、今朝はちょっとしょんぼりとなった。

今は午前中というか、レッスン開始前にどれだけ練習が出来るかという大事な時期。以前はレッスンが終わってからも夜10時まで練習していたが、母と別に暮らすようになってから生活のリズムが変わった。夕食はレッスンが終わってすぐに取るようにしているので、それ以降は身体と心を休めるようにしている。やることが更に増えたので、時間に追われて、一日の短い事。だから出来るだけ効率良く練習しなくてはいけない。

お天気の良い日はガーデンランチ。庭に出る度に雑草を細目に抜けるし、レモンバーベナの葉も摘める。お茶を飲んで少しゆったりしてから、生徒さんが来るまで練習と準備。発表会の練習が好スタートな生徒さんが多い。ソロ曲の他にアンサンブルの練習があるのも楽しいようで、生き生きとしている。なかなか忙しい毎日だが充実しているなぁとも思っている。

みかこ