お弾き初め会の次のレッスンで、レッスンノートに書かれた今年の目標を生徒さんと一緒に見てあれこれ話すのだが、結構良い事書いているなぁと思って感心している。「音質を上げる」とサラッと書いている人もいれば、具体的な内容をぎっしり書いてきた小さい子もいる。私の目標は「丁寧な演奏をする事」。そして、生徒さんが、「どんどん弾きたくなるレッスンをする事」です。今年もバッハとベートーヴェンはデフォルトで、ロマン派を深く勉強したいと思っています。

年末に急遽レッスンを依頼され、昨日は3回目のレッスンをした。大分、気持ちも落ち着いてきたようで、レッスンにも慣れてきたように感じる。春から始まる学校では、すぐにピアノの試験があるようだ。課題曲はバイエルの60番だという事。まだそこまでは進んでいないけれど、少しずつレッスンで取り上げていこうと思っている。
同じ高校に通う元生徒さんたちの事を聞いてみたら、偶然にも同じクラスだという。小6で辞めた男の子とは、それきり会っていないので私の中では時間が止まったままなのだが、もう大学生になるという現実を知って、はじめさんと共に驚いている。もう一人の女の子は、これからという時に突然辞めてしまって…。でも、こればかりは本人の気持ちが無いと続かない事だから。難しいものだと痛感している。

3連休だけれど、今日は休みで練習日。明日も午前中はレッスンが入っている。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ7番は、同じ作品番号の5番6番に比べて規模が大きく、かなり技巧的だ。第一楽章だけ高校生の時にレッスンを受けたが、あまり好きな曲ではなかった。しかし、いま弾いてみると面白い曲ではないですか!生き生きとした第一楽章は交響曲7番に通じるものがあると思う。深淵な第2楽章。そして、第3楽章に来ると幸せな気持ちになります。第4楽章はチャーミング。全部弾くと爽快!もちろん思うように弾けたらです。

みかこ