Categories: ピアノ piano

弥生(3月)

2月は、28日しか無かったので駆け足で通り過ぎて行った。思いがけずインフルエンザにかかり、レッスンを休む事になり、予定もズレズレになっている。まず確定申告を済ませていない!いつもは2月中に終わっているのに…。まだ鼻声でスッキリしないが、来週には確定申告を済ませたい。だんだん深刻になってくるから。(^^;

譜読みが苦手だという生徒さんが、譜読みが早くなってきた。昨日は卒業式で弾く伴奏を頼まれたといって2日くらいで弾いたというスコアを持ってきた。冒頭のアルペジオの指使いが自分の考えで良いのかと質問してきたが、綺麗に弾けているし手の大きい生徒さんなので、指をくぐさずに広げて弾く、その弾き方で良いと思うと答えた。それにしても堂々と弾いていたので感心した。ソナチネの一番は全楽章弾くと大きい曲だが、技術的には難しくないと言う。しかしながら、それが故に練習不足になっているようで、通すとつっかえたりミスがあって目立つのだ。上を目指して行くためにも、伴奏と同じように、きっちりと弾く事を心がけて欲しい。

6手連弾を全パート弾くというのも、勉強になると思う。音域が広がるので、譜読みが強くなる。生徒さんに人気がある「ピアノランド」の3巻の最後に「王宮の音楽」という曲があるが、2分の2拍子なので独特の難しさがある。クリアすると4巻に進むが、こちらもプリモ・セカンドパートがあり、アンサンブルが楽しめる曲集だ。ブルグミュラーからソナチネの生徒さんが使っているがユニークな曲が多くて、私も子供の頃にこんな楽譜に巡り会えていたら、もっとピアノが楽しかっただろうと思った。

さて、3月というと卒業、転勤(転校)のシーズン。教室には転勤族の生徒さんが多いので、この時期は、いつもハラハラする。しかし、先生が変わるという事にも慣れないといけないのだ。生徒さんの中には、私の授業が独特過ぎたのか、他の先生に習いたがらずにピアノを辞めてしまったというケースがあって、それはやはり残念だと思うのだ。ピアノは長く続けて欲しいと思う。ずっと友達でいて欲しいと思う。

みかこ