先週、学芸会とぶつかって延期したグループレッスン1組を午前中に行った。久しぶりの生徒さんは、間が開くとちょっと練習が疎かになったり、楽譜を見ないで自己流で弾く癖がついたりする。家では出来ないと泣いたり、わめいたり!?するようだが、それでもレッスンでは泣いた事がなかった子が、今日は注意された事に、自分では間違えていないつもりで弾いているので、何故?と思って涙を流していた。こういう時に、うっかり優しい言葉をかけると、大泣きするケースが多いので、泣いている事に気が付かないふりをする。「先生の耳は音を正確に聴き取れるから、どういう練習をしているかすぐに分かるよ」と言うと、ようやく楽譜を見ないで弾いている事に気が付いたようだ。そして照れ笑い。私は内心ホッとする。2曲目は指摘した事をすぐに直してテンポを上げて一緒に弾くことが出来たので、良い感じでレッスン出来た。レッスン展開は、ちょっと道を間違えると、とんでもない方向に行ったりするので難しいものだと思う。
午前中のレッスンを終えて、午後からは母の引っ越しの作業。必要な物だけを持って行きたいのだが、母に何を聞いても「要る!」と答えるのだ。どうして、これが必要なのかと聞いてみると、「思い出」「可愛いから」「高かったから」が大体の理由だ。どう見たって着れない服も「高かったから」取っておきたいようだ。しかし、これでは拉致があかないので、当面必要な物、今は必要としない物に分けて、どんどん箱に入れていく。当面必要な物を引っ越し先に持って行き、母に見てもらった。最初は部屋に対して物があまりにも多くて、「狭いね」と絶句していた母だが、今度のお部屋は収納がかなり出来るので、はじめさんと足を棒にして綺麗にした。物がきちんと片付くと、とても良い感じになり母もご機嫌だった。明日も作業が続くが、足がガクガクだ。