選手にとってコーチの一言

お弾き初め会以来のレッスンにみえたHさん。もさもさ雪が降ってきたので、ちょっと外へ出て玄関の雪をかいたら、私がそんな事をするとは!という顔で「外へ出る時は、ちゃんと賄わないと大事な手が…」と言われました。(^^; いやいや、サササッと雪をかいただけなので、手袋も無しでした。

発表会のリベンジで迎えた「お弾き初め会」だったけれど、やはり緊張すると頭が真っ白になり、弾けなくなった箇所に拘って先へ行けなくなっていました。私が一言「そんなに拘らないで先へ」と言ったら、その後はスムーズに最後まで弾けたのでホッとしました。ほんの些細な事に捕らわれてしまいがちなのですよね。Hさんは、アスリートたちが出番の前にコーチと話をしてから出て行くのがよく分かったとおっしゃっていました。コーチの一言が選手にとっては大きいのだと。

2月の課題曲であるアルベニスの「タンゴ」と「グラナダ」を演奏させて頂くと、「タンゴ」がお気に召したようでした。丁度「タンゴ」の後で電話が鳴ったのですが、曲の途中でなくて良かったと。「グラナダ」は表現が難しく、まだ思うように演奏できていないので、今月の半ばにグループレッスンで演奏する迄になんとかしたいと思っています。やはり「狂おしいばかりにロマンティックで、絶望的なほどに哀しいセレナードを僕は書いた…」を表現するのは深い表現力が必要ですね。

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