ゆっくり練習と簡単な練習を繰り返す

先週はお天気の良い日が続き、そのまま春を迎えそうでしたが、またまた冬に逆戻りです。昨夜から音もなくシンシンと降り積もった雪は、30センチを超えていました!大人の生徒さんの開口一番が、また「降りましたねー」になりました。

ベテランの生徒さんでもリズムに苦戦する事があります。例えば「1トトォ 2トト」。のようなリズム。これは8分の6拍子で、小さい△を指で振りながら音に置き換えて弾くのですが、何故か最初の8分音符2つ分が待てずに1拍半になってしまったり、4分の4拍子のリズムで「1ト2トォ3ト4ト」のような、今度は前にある付点4分音符の長さが曖昧になったり。そうなるとアーティキュレーションも無しみたいな、メリハリのないリズムになります。

練習の仕方はシンプルにメトロノームでテンポを遅めに取り、右手と左手を別々に2,3回程弾いてみると、それぞれのパートの動きが掴めるかと思うのですが、何故か片手ずつが弾けないのに両手で弾いて混乱している人が多いです。練習は出来るだけ簡単な方法で弾ける事を増やした方が理解できると思うのですが、難しい練習をしてしまいがちです。それと、アルペジオを塊で捉えないで、1個1個の音を追うのはやめましょう。気が遠くなります。アルペジオは和音で掴んでから分散してみましょう。説明すると息が切れそうになる事があります。(^^;

私も、ベートーヴェンの15番の第一楽章は4分の3拍子で取りづらいのでメトロノームを使って練習しています。ケンプはかなり速いテンポで軽やかに弾いていますが、バレンボイムは落ち着いたテンポでわりとゆったり重厚に弾いています。私も練習するなら、ゆっくりです。Allegroですが、4分音符=120でも遅いと感じるくらいです。だから弾けるようになったら4分音符=150~160くらいになると思います。ゆとりが無いと、3連符、3連符、5連符とフォルテで一気に弾く、例の3回同じ型のところでズッコケます。案の定、耳につくようで、はじめさんが鼻歌で歌っていました。そして「ベートーヴェンってしつこいね。でも、インパクトがあって覚えちゃうから、やはり凄いよね…」とつぶやいていました。

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