受け身では前に進まない

レッスンしていて、生徒さんが受け身であり続ける事ほどつまらないものはない。そもそも音楽とか芸術の世界って、こうしなさいと言われる事だけを素直にやる事ではないと思う。時々、こちらがハッとするような演奏をする生徒さんは、レッスンを通して自分の演奏を楽しんでいるのだと思います。こうしてみたけれど、どうですか?くらいの気持ちになって欲しいと思います。

何にも考えないで音を出す。いやそれ以前にポジションすら適当だったりすると、私はその後は聴きたくないという反応を示します。それで、ようやくハッと気づいて苦笑していますが、それ位の注意は必要というか当たり前だと思わなくちゃ駄目だと思います。

毎回、何調?と聞くのは、弾く前に調号や拍子を考えてという最低限の意味があります。聞かれてようやく「ト長調」と答えたものの、全てのファの♯を落とす…。(^^;  落とす度に「あっ」と言う。

質問に答えられない時に黙ったままでいるのも受け身だと思う。せめて「分からない」とか「忘れました」とか言いましょう。答えられないのが悔しいと思うのは間違いだと思う。どれだけ勉強している?どれだけ練習している?変なプライドは何の役にも立たないと思う。と時々、私も自分自身に問いかけています。次回は、有意義なレッスンが出来ますように。積極的に参加しましょう。

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