発表会のご挨拶

レッスンが始まる前にレッスンノートにシールを貼りますが、いつもどれを貼ろうかと迷いに迷ったり、全く迷わずに選ぶ子が居て面白いです。
Nちゃんは、シールを貼るのも時間がかかり、カスタネットや楽譜をピアノの所に持ってくるまでも一苦労。シールを貼ったレッスンノートを先生に渡すのもようやくといった感じです。1年生になったばかりですが、3回も発表会に出ているベテランなのです。(^^;

「今年は、ごあいさつをやってみない?」と言うと、とても喜んで「やる!」と言います。羨ましいですね。私は子供の頃は、ご挨拶などは当たらないに当たらないようにしてきました。
「でもね。ごあいさつをやる人は、いつもちゃんとしていなくちゃいけないんだよね。もちろん、練習も!」と言うと、Nちゃんの表情がシャキーンとなりました。先程までの、いつになったらレッスンを始められるの?というダラダラNちゃんが、テキパキとして別人です。なんだ、できるんじゃない。ゲンキンなものです。(笑)

以前、「閉会のご挨拶をやってみない?」と言うと、「えっ?いいんですか!」というリアクションがあって、とても驚いた事があった。「閉会のご挨拶」だから小6の生徒さんだったけれど。もしかすると、その子は私にあまり好感を持たれていないと思っていたのかもと、ちょっと反省したものだ。まぁ、確かに問題児ではあったから….。しかし、それから、とても熱心に練習してくるようになったし、発表会の年は大活躍だった。

ちょっとした事で子供って変わるし、内心どう思っているのか分からない部分もあり、誤解が生じたりするのかも知れない。「ご挨拶」を担当する事で、Nちゃんもこれからのレッスンがスムーズになれば、良い方向に変わって行くことでしょう。がんばってね。さて、「閉会のご挨拶」は誰に頼もうかしら?

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