無味乾燥な練習がピアノ嫌いになる

午前中は歯医者へ行って、その足で郵便局やホーマックへ行って、お昼前まで薔薇の剪定をしたり、雑草を取ったり、ちょこっと寄せ植えを作ったりした。ようやくガーデニング開始。

ひっきりなしに電話が鳴る日だった。夕方からのレッスンだったが、電話の応対に追われて全く練習できないのだ…。これが精神的に一番疲れる。ほとんどは母からだったり、母の事での相談だった。転んで打った箇所が壊死しているので、手術するかどうかというものだった。感染症を防ぐためには手術した方が良いが、それに伴ったリスクも大きい。しかし、最悪の場合は壊死した足を失う場合もあると医師に言われたそうで、驚いた母は手術して入院するつもりでいるようだ。それによって、月曜日に医師と会って話を聞いて、手術の日程を決めたいとの事だった。

慌ただしくレッスン開始。体験レッスンが入っていたので、特に忙しかった。保育科に通っている生徒さんが入会したが、やはり経験無しでの学校の授業は、バイエルを最低2ページ練習してきなさいという実に面白みのない拷問のようなもので、すでにピアノが嫌いになりかけているようだった。自宅でのキーボードでの練習もその原因なのだと思うが、ピアノの経験が無い人や、電子ピアノでさえ持っていない人がいっぱい居ると聞いた。だから購入する予定はないのだそうだ。どうやってこの後、練習するのか疑問だが、ピアノというものが分からないのだから仕方がないのだろうか。

体験レッスンを受ける子供にするように、「スオミ」の滝をイメージしてペダルを踏ん高音から水がダイナミックに落ちてくるようにグリッサンドで鳴らしてもらった。羨ましいくらい大きな手でダイナミックにピアノを鳴らせた。本人も聴いていたお母さまも「凄い!」と。これが音楽だと思うのですけれどね。将来、子供と向き合う一番大切な時期にある人がピアノ嫌いで子供に接して欲しくないのです。学校も馬鹿の一つ覚えのようにバイエルを進むだけのナンセンスな授業は見直すべきじゃないでしょうか。そもそもピアノの経験が無い人を受け入れているのに、大した指導はせずに、ただ何番まで弾いてこいというスタイル。弾ける方がおかしいと思う。この昔からの悪循環を、学校は見直す気はないのでしょうか…。

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