帽子の想い出

レッスン休みで、ようやく衣替え。いや、まだ途中。ベートーヴェンのピアノソナタ1番を通しで練習をしているとピンポンが鳴り、母が出ました。

夕食の支度をしている時に、先ほどのピンポンが生徒さんからアワビを頂いたものであると聞いた。お礼を言いたかったのになぁ。

母は「だって、演奏中だったし。」と言う。練習中だったのに…。(^^;まだ生きている大きなアワビを6杯も頂きました。我が家では、アワビを食べられるのはお正月くらいです。とっても美味しかったです。どうもご馳走様でした♪

風で帽子が崖に落下

先日、はじめさんと同い年の従妹(東大教授)の父上(元教授)が亡くなった。はじめさんの父親のお兄さんで、顔も声もそっくりだった。去年は御一家で小樽まで遊びに来られたときに、はじめさんは観光案内をして毛蟹を剥いてあげたのだそうだ。今年は帽子をお土産に持ってお見舞いに行ったはじめさん。

亡くなった義父も帽子が好きだった。元気だった頃、、一緒に北海道を旅行した。旅の途中、強風が吹いて義父の帽子が崖に落ちてしまった時、はじめさんは、帽子を拾いにいったのだ。義父は「いいよ、危ないから、いいよ!」と何度も言って私に謝った。

はじめさんも帽子も無事だった。ホッとしたけれど、「危ないでしょ」と言うと「似合っていたから….。」と言う、はじめさんだった。もう何年前になるのだろう。お別れ会という形の葬儀では、伯父さんの好きな曲を皆で泣きながら歌ったのだそうだが、はじめさんは、ほとんど知らなかったそうだ。今までそこにいた人が亡くなるって、暫くは実感が無くて、悲しみは後でどっと押し寄せてくるのでしょうね….。

ご冥福をお祈りします。

お読みいただきありがとうございます。応援よろしくおねがいします。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村
カテゴリー: 旅行 travel パーマリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください