先日、偶然NHKを見たら舘野先生が出演していた。
画家の東山魁偉さんの作品についての番組だった。
どういう繋がりなのだろうと思って興味深く見ていると、
東山さんは北欧を旅行してから蒼を使った作品が増えたという事だった。
なるほど・・。
ふと、シベリウスの「ロマンティックな風景」の解説に舘野先生が
「蒼の時」という一日で最も美しい時間の事について語っているのを
思い出した。
蒼だけで300色だったかな。
それでも東山さんは満足できなかったそうだ。
「白馬の風景」という作品の蒼などは、息を呑むほど。
若い馬が老木の間に立っている神秘的な絵だ。
番組の中で舘野先生は北欧の風景をイメージして書かれた曲を
演奏された。舘野先生のために書かれた作品だけれど、
楽譜を渡されてすぐ曲は弾けるもの(形になるもの)ではないと、
「何ヶ月か弾き込んで、ようやく姿が見えてくるのだ」とおっしゃっていた。
あの素敵な作品の蒼は、北欧との繋がりがあったなんて!
でも、北欧の蒼は、はっきりして明るいのだそうです。
舘野先生がおっしゃるように、東山魁偉さんだけの蒼なのですね….。
偶然、番組を見ることが出来て良かった。
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