来週はクリスマスだというのに 雨が降る北海道です。
ヴァイオリンを弾くお友達から 忘年会でプレゼントして頂いた
若林 顕さんのリサイタルを聴きに キタラへやって来ました。
写真はキタラのパティオ。
ツリーがたくさんで綺麗でした。
ちょこっとボレロを羽織っただけで 十分でした。
キタラの会場は私には暑く、 もう少し温度を下げたら
エコにもなるのにといつも思います。
オールベートーヴェンプロという事で
ベートーヴェンにうるさい!?はじめさんは
車の中でもベートーヴェンを聴きまくって
キタラへと向かいました。
私もベートーヴェンのソナタ全曲を
ライフワークにしつつあるので、
初めて聴く若林 顕さんのコンサートは
どんなだろうと興味津々。
リスト編曲の第9。独奏で合唱付きの
オーケストラを独りで演奏するのですから!
さてさて、演奏会ですが、若林さんの演奏は柔らかいタッチで
とても丁寧です。プログラムの最初に「エリーゼのために」を
持ってくるのも面白かったです。続けて「月光」ソナタを 弾くのかと思いきや、
ここで一旦袖へ。はじめさんの開口一番は 「変わっている!」でした。(^^;
「月光」ソナタは、もう少しダイナミックレンジがあっても良いのではと、
やや物足りない感じでしたが、もしかすると後半の80分にも及ぶ大曲のため
スタミナ温存なのかな とも思ってしまいました。
第9はオーケストラでも難曲で知られてします。しかも第4楽章は合唱付きですからね。
これをピアノ1台で演奏するのは大変な事です。
好みの問題ですが、私たちはどちらかというと丁寧でかつ凄みのあるベートーヴェンが
好きです。聴いていて手に汗をかくような。しかしながら独りで懸命に演奏する姿には
心打たれるものがありました。 汗だくになっての演奏には会場からも「ブラボー!」の声が。 すぐにアンコール2曲弾いてくださり、そして、すぐにサイン会が始まりました。
お辞儀もそうですが、若林 顕さんって大変真面目なピアニストだなぁと思いました。