エンジョイ・ピアノ!

やっと仕事納め。今年のレッスンも無事に終わった。ただスッキリしない事があり、気持ちの良い仕事納めではなかった。年末の30日にレッスンに来るのなら、もう少し練習してきて欲しかった。

ピアノは好き?と聞くと、ほどんどの生徒さんが好きと答えます。練習嫌いな生徒さんも、ピアノは好きなのです。しかし、ピアノが義務になりつつあると、練習は大儀で、なんとなく続けている状態に。どこの教室でもそうだと思いますが、練習しない、やる気のない生徒さんは頭が痛いですね。それが特に大人の生徒さんだと言い方にも神経を使います。

遠方からわざわざ来る。しかし、練習はしない。もう長い間どうしたものかと思っている。ドライブを兼ねてリフレッシュに来ているのだと割り切れば良いのだろうか。練習していませんとニヤニヤして言う。

まぁ遠くからわざわざ来ているし、仕方がないわね。では、せめて今日練習していきましょうと言って次のレッスンに期待して練習に付き合うようなレッスンをしてきたが、これが結果的に練習していかなくても良い教室だと甘えに繋がっているのだろう。だから、人前での演奏が迫ったとき、一通り弾いてもららうのだが、もちろん良い演奏が出来るわけがなく、挙句の果てには忙しくてピアノを弾く時間なんてありません。ピアノが一番ではないのです。と開き直る。

そういう人に一体何ができるのだろう、というかどうしたいのだろう….。何もピアノが一番でなくても良いと思うし、ん、ほとんどの人が一番ではないと思う。後に来た小5の生徒さんのレッスンでホッとした。良いレッスンだったから。ご父兄もみえて、わざわざ年末にレッスンして下さってとねぎらってくださった。時には練習できない事もあると思うが、毎月グループレッスンに参加する大人の生徒さんに練習の仕方は言うけれど、練習してきましょうと言う事はまずないのです。

たとえ練習時間が少なくても、出来る事を頑張れば良いだけです。ピアノとずっと関わってきた人が、このままでは寂しいですね。もっとピアノを楽しんで欲しいです。来年は良い年にしましょう!

1年を振り返ってみると、私自身は怪我の功名もあり穏やかで充実した練習ができました。毎月、人前で課題曲を演奏するのは簡単な事ではありませんが、真剣に聴いてもらえるのは大変嬉しいものです。今月の半ばにテンペストの第三楽章を初めて聴いてもらった生徒さんが号泣されたのですが、ベートーヴェンの苦悩と、自分の悩み、そして私の努力する姿が重なって涙が止まらなくなったというのです。ピアノがどれだけ救いになっているか解らないと。

出来れば、もう少し上達した演奏をまた聴いてもらいたいと思いました。私も励みになります。人生色々ありますが、やっぱりピアノを弾いている時間は楽しいですね。思うように弾けない苦しみはありますが、それでも少しづつ上達していけたら良いと思います。
お互いに頑張りましょう!良いお年をお迎えください。

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