英雄ポロネーズ/連続オクターブ

鍵盤上17センチの平行移動はキツイ。必ず親指が連続で使われ、手を開いた状態で動かすので、指をバラバラに動かす奏法とは全く違う難しさだ…。連続オクターブは、訓練というより反射神経だと言われています。脱力と緊張を瞬間的に切り替えて弾けるかどうか。

子供の頃から好きで「耳だこ」になっている曲ってありますよね。ショパンの「英雄ポロネーズ」もその一つです。しかし、実際に楽譜を見て、一つ一つ弾いていくと、なるほどこうなっていたのか!と結構ショックを受ける事が多いです。そして、イメージしていたものが崩れるような、そんなギャップが逆に楽しくもあります。「英雄ポロネーズ」は好きな曲ですが、これはピアニストの演奏を聴くのが好きなのでした。コンサートに出かけた時、隣ではじめさんが「こんな練習しても絶対弾けないような曲を弾けるようになりたい!」と。私もずっと思っていました。手が小さいからオクターブの連続は絶対に無理だろうと。

10度届く人なら、連続オクターブは1-5,1-3,1-4,1-5なのでしょうね。私は1-3は無理なので、1-5、1-4,1-5,1-5で練習しています。今のところ、それほど辛くありませんが、練習を重ねていくと、この連続オクターブの箇所は大変になっていくであろうと思います。強く弾く箇所の方が開放感があって、トンネルを抜けたかのような安心感があります。連続オクターブを抜けた所が、この曲の一番好きなところです。

アルゲリッチのオクターブ奏法が尋常ではない!というのは有名ですよね。両手で弾いてもアルゲリッチの左手には敵わないだろうと言われています。「本能」なのでしょうね。

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