良いレッスンが出来るように

今朝も早い時間から英会話のレッスンをしていた はじめさん。担当の先生は5人くらい居るそうで、私も時々聞いているが、口癖みたいな感じがあって、あぁ今日はチョイ先生かとか、ケイ先生だなと分かる。時々赤ちゃんが泣いていたり、ワンちゃんが吠えている声も聞こえてくる。外国との通信なのに不思議な感じだ。はじめさんが東京に居た時はお互いに月に5万~7万円も電話代がかかっていたのに、こんな時代が来るとは!

小さい生徒さんは教室に在るものに興味津々のようです。グランドピアノを2台並べてレッスンしていますが、窓側の奥のピアノに私が座ります。窓側の方に本棚などがあるので、そこがどうなっているのか見てみたいという気持ちが伝わってくる。天窓を開けるスイッチもあるので、ピアノとピアノの間を境界線として、「ここからは入っちゃいけません」と言うと、「へぇそんなんだ」と残念そうに言います。廊下へ出ると、2階へと通じる階段も登って行きたいと言う気持ちが伝わってきます。「そっちは教室じゃないから行けないよ」。と一度言うと、素直に聞いてくれるところが良いです。

「最後まで弾けるようになったよ!」「この前より上手に弾けるようになったよ!」と、とても前向きで明るい小2のAちゃん。まだ3回目のレッスンですが、すっかり馴染んだようです。それでも最初にリズムを叩く時に緊張しているのが分かります。手に汗をかいています。一生懸命、練習してきたのでしょう。スタッカートもだいぶ研究してきたようです。(^-^)

ピアノの椅子に座って足が床に届かない生徒さんは足台を使っています。小さい子用のと大きい子用の2台を使っています。ずっと足台を使ってきた生徒さんですが、いつの間にか背が伸びて、「あれ、もう要らないんじゃない?ちょっと足台外してみようか」と言った時の笑顔といったら。余程、嬉しかったのでしょう。いつもは笑顔を見せない生徒さんで手こずる事が多いのですが、今日はスムーズなレッスン展開で、「こんな風にレッスンが出来たら、凄く上達すると思うよ」と言うと、素直に頷いていました。そして、演奏する2曲の他に組曲のモチーフ演奏も引き受けてくれました。

ちょっとした事で変わるものです。話術の長けている先生は、もっと上手なレッスンが出来るのでしょうから…。私が子供の頃に習っていた先生もお話が上手で、どんどん引き込まれていった事を覚えています。演奏する上でも、色々な背景を教えてもらいました。そして、時々お気に入りのピアニストの演奏を聴かせてもらいました。アンドレ・ワッツのファンになったのも、この先生のお陰です。私も少しでも良いレッスンが出来るように、知識を磨いて生徒さんに伝えていきたいです。

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