アリシア・デ・ラローチャのラヴェル/ピアノの女王

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スペインのピアニスト。ラローチャはピアノの女王と呼ばれた偉大な存在でした。リサイタルは3回ほど聴く機会がありましたが、実際に見たラローチャは、とてもとても小さな可愛いおばあちゃんで、大変驚いた事を覚えています。CDを聴いていると、身体が大きい女性なのだと思ってしまいます。お気に入りはグラナドスの「ゴイェスカス」。舘野先生が尊敬しているピアニストだという事でラローチャの事をもっと知りたくなってディスクは沢山持っています。その中の一枚にラヴェルがあって、これが素晴らしいです。「鏡」からは「道化師の朝の歌」のみが収録されています。独特のタメがあって、一瞬「えっ?」と思う箇所があるのですが、ラローチャは手が小さいのでタメて全部の音をクリアに演奏しているのかなぁと想像してしまいます。「夜のガスパール」より「オンディーヌ」が、このディスクの中で一番好きです。何度聴いても素晴らしすぎて、ため息が出ます。ラローチャは「私は常に進化している」と言っていたようです。

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2009年の秋に他界されたラローチャですが、私たちは道東へ車旅に出掛けていました。星を眺めながら、このラヴェルのディスクを聴いていました。やっぱり素晴らしすぎて、目が冴えて眠れなくなった事を覚えています。心から尊敬するピアニストです。

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