グリッサンド奏法は、あまり難しいと思った事はないけれど、綺麗に弾くのは技術が要ると思う。リストのハンガリー狂詩曲10番のグリッサンドは、かなり連続して弾くので、気がつくと右手の中指(爪の右側あたり)が少し赤くなっていました。(^^;
ドビュッシーの「ピアノのために」より”プレリュード”にもグッリサンドが用いられ華やかな曲調になっている。この曲を練習していた時、指が痛くて絆創膏をして弾いていました。(^^;
ある時、エレクトーンプレイヤーの松田 昌さんが音楽雑誌で、「グッリサンドは指を立てて爪で弾くと綺麗に弾ける」とのコメントを読んで試してみると、確かに指が痛くない。しかも綺麗に弾けるのでビックリ!
ラヴェルの「道化師の朝の歌」では重音グリッサンドが出てきて、どうやって弾くのだろう?と思いました。ちょうどNHKでミシェル・ベロフが講師でフランスものを取り上げてレッスンしていたのですが、このグリッサンドは全く問題にされませんでした。生徒さんが上手かったからかも知れません。
リストのハンガリー10番では左手のグリッサンドが登場。しかも、右手と同時に反行形で弾きます。グリッサンド奏法より到着したい音にたどり着けるかの方に神経を使います。反行形だから目で追いきれない。リストの曲は、片手は全く視界に入れずに弾く事がとても多いです。
体験レッスンでは、88鍵全てを感じて弾いてもらうため、黒鍵と白鍵でそれぞれ高音から一気に降りていくグリッサンドを用います。この時は指の腹を上手くすべらせて両手で弾いてもらうのですが、ペダルも踏んで子供はいとも簡単に出来てしまいますね。
レッスンが進むと右手で上行するグリッサンドが出てきます。今度は爪で弾いてもらうのですが「あまり痛いようだと手袋をして弾いてね」と言います。(^-^)
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