パリのオペラ座/愛の妙薬

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午後、唐突に雨が降った。発表会のステージを飾ったベコニアは、葉が濡れると腐って駄目になるとの事。昨年は知らずに駄目にした。慌てて急きょ傘をさした。

ワインが好きで、いつかボルドーに行ってみたいと思っていた。今日はボルドーの街歩きを観たのだが、有名な「パリのオペラ座」が出てきました。ここ、ここ!遠い昔、音大生の時に2週間のヨーロッパ旅行の最後がパリでした。旅行中、幾つかコンサートを聴いたのだが、このオペラ座の公演だけは、くじ引きというか、チッケトが裏返しになって朝食の席で各々が引くようにと言われた。私が引き当てたチケットは友だちのと比べると桁が違っていた!

それにしても、パリのオペラ座が、まさかボルドーに在ったとは今日になって分かったのだ!ということは、ボルドーに行ってるじゃないの。てっきりパリの中央にあるとばかり思い続けていた。

会場に着いて、係の人にチケットを見せると、何だか特別室のような部屋に導かれた。広いホールに友だち(100人以上の生徒で参加)はバラバラの席に着いた。私は部屋の中でも最前列の席だった。オペラグラスを優雅に持っている貴族のような感じの席。私の後ろには数人の外人が座っていた。背の高い彼らに比べたら、20歳になったばかりの日本人の女の子は子供のように見えただろう。

せっかくボルドーに足を運んだのに、ワインを飲んだ記憶が無い。何だか急に悔しくなった。その時に観たオペラはドニゼッティの「愛の妙薬」だったという事は鮮明に覚えている。なにしろ、特等席で観たのである。あの時のテノールの歌手に感動して、帰国してから声楽の先生に伝えると有名な歌手だったようだ。

日本の公演との違いは、その熱狂度。こんなに熱いものなのか!と思った。公演は深夜までかかり、ホテルに戻りバタンキュー。3時間後に叩き起こされ朝食をとり、まるで夜逃げをするような時間にド・ゴール空港に着いた。

いつか、またオペラ座でオペラをじっくり観たいです。建物もそんなに見る時間が無かったのです。そして、優雅にボルドーワインを飲みたいです。

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