昨日より冷え込んで、今朝はフリースを着て母を病院まで迎えに行った。退院する母にも私のフリースを持っていった。リバーシブルのワインカラーのフリースを母が気に入ったのでプレゼントした。次の外来の予約がもう決まっていて、白内障の手術の検査と合わせた日だった。しかし、思いがけず余市の病院に1週間、小樽に2週間以上も入院して手術をしたので、来月も立て続けに入院・手術をするのは辛いそうだ。視力も良くて、眼鏡をかけたhajimeさんよりも、よく見えている。事の発端は眼鏡を作るところから。それで眼科へ行ったら白内障と言われ、ここでは手術できないから小樽へ行ってくれと言われた。しかし、医師は手術するしないは本人次第だという。
あの時は、母も思い切って手術を受けようと思ったのだ。しかし、唐突に今回の入院・手術があって、それは緊急事態だった。母をホームに送り届けると、凄い歓迎を受けていた。私たちが帰る時に、入居者さんが母が戻ってきた事が嬉しいのかニコニコと送ってくれた。
パーキンソンの病院にも寄って、帰宅したのは11時。今日は意外と早かった。しかし、レッスンを終えて、今晩出るのはやめた。お天気が良いが、本当に寒くてレッスン室だけクーラーの暖房を入れました。東京との温度差が凄いですね。今月末に行きますが、秋らしい東京になっていて欲しいです。
教室外でピアノの発表をする生徒さんの話。学芸会ではなく、文化祭というものらしいのですが、お父さんが好きなドビュッシーの「夢想」を本人も弾いてみたいといってエントリーしたのだそう。でも、今の生徒さんのレベルでは到底弾けない曲だという事に気が付いているのかいないのか…。先程、お母さんにお電話して、お聞きしたところ、教室外での事なので、むしろ相談できなかったようなのです。ましてや、曲の指導を受けるなんて、そんな事は出来ないと思っていたようです。だから、朝早く学校に行って、音楽の先生に習っていたと聞いて、ちょっとショックでした。
好きだからやりたいという気持ちは、よく分かります。でも、難しいから音を減らしたり簡単にして人前で発表するのは、ちょっと違うなぁと思うのです。本当に好きなら、ドビュッシーが書いた音が全部弾けるようになってから、人前で発表して欲しいですし、相談されたら、選曲のアドバイスも指導も出来るのでと、お伝えしました。まぁ、発表会の練習中は無理だったかも知れませんが。それでも選曲は出来たと思いますよ。
私は中2の時にドビュッシーの「アラベスク」を弾いて音楽の道に行きたいと思いました。子供の頃、レコードをたくさん聴いて、気に入った好きな曲をいつか弾いてみたいと思いました。しかし、これはとても無理なので聴くだけの曲だと思うのもたくさんありました。スコアを読んで、今の自分の力量で弾ける弾けないを判断する力を付けるのも大切ですね。ん、私も耳が痛いです。(笑)