やる気満々のピアノレッスン

ここのところ、よく練習してくる生徒さんが増えてきた。
昨年12月に入った4歳のお子さんは、「次のレッスンはいつ?」と、いつも
お母さんに聞くのだそうだ。4歳だけれど、「4歳のリズムとソルフェージュ」は
1ヶ月ほどで終わり、今は「5歳のリズムとソルフェージュ」に入っている。
やはり、読み書きが出来ることは大きい。
リズムとソルフェージュは、ひとりで練習できるようなので
興味があって好きなら、どんどん読めてしまうのだろう。
小さいお子さんはト音記号でもド~ソまで覚えるまで時間がかかるが
音符カードを使って1オクターブの音名が言えるようになった。
すでにヘ音記号も読めるようになっていたのには驚いた。
「ピアノは好き?」と聞くと即答で「好き!おもしろい!」と答えてくれる。
難関のバトンタッチも出来るようになり、ピアノも宿題の先を練習しているようだ。

小4のRちゃんは、ピアノが大好きな生徒さんだが
以前は自分の弾きたいものを勝手に弾くタイプ。宿題はあまりやらない。
だから練習時間も短かかったようだ。
しかし、コンクールに出たい気持ちが強く、親御さんに言ってみたところ
親御さんは「今のような状態では、まず10年は無理だろうね」と言われたと
私に笑って話した事がある。
コンクールに出たい気持ちは益々強くなり、最近の練習内容は目を見張るものがある。
先日、お母さんからお電話があり「ようやく本気になってきたようです」と
納得してもらえる程、練習しているようだ。
Rちゃんは練習してきた曲を私と一緒に弾いたり、曲の感想を聞いたり、
私が解説しながら弾くのが嬉しいのだと家で話すのだという。
新しい曲を出される事も嬉しくて、すぐに報告するのだそうだ。
積極的にレッスンを受けてくれる生徒さんのレッスンは私も嬉しいです。

小6のTちゃんは、小さい頃から習いたかったピアノを小5から始めた。
もうすぐ中学生だが、キャリアはまだ2年。とても努力家で練習は教室でも
1,2を争う生徒さん。それでも練習時間は1時間。練習の仕方が良いのでしょう。
やる気の出るレッスンでは、曲の数は多い方が良いように思います。
「時間があったら見てきてね」と、次の曲を説明すると大抵はどんな曲だろうと
弾いてみるのだそうです。
そして、何も説明していない曲も、これはどんな曲だろうと弾いてみるのだそうです。

生徒さんは先生に多大な影響を受けるのでしょう。責任重大です!
友人のピアノの先生から届いた年賀状には「自分に似た個性的な生徒ばかり」
だと書いてあった。
私の生徒さんは「難しくて長い曲を弾きたい」と口をそろえて言う。(^^;
私もまだまだ走り続けないといけないなぁ。息切れしないように頑張ろうと思う。

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