巡礼の年 第3年「エステ荘の噴水」/F.Liszt

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午前と夕方と夜と、あまり効率のよくない感じのレッスン日。午前レッスンの後、3人の生徒さんが弾くメンデルスゾーンの「無言歌集」よりピックアップ。私自身はこの曲集は1曲もレッスンを受ける機会が無かったのだけれど、良い曲が多いですよね。発表会では時折プログラムに登場します。

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ランチの後、小一時間ほどガーデニングをした。ハンギングや寄せ植えを数個作った。「リラ冷え」という季節なのか、とても肌寒く足元だけ電気ストーブを付けて練習。すぐに暖かくなり、こんな日はとても便利です。

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「オンディーヌ」に替わる曲という事で、やはり「水」に拘って久しぶりのリスト。巡礼の年より第3年「エステ荘の噴水」。10年くらい弾いていないのだけれど、先日「オンディーヌ」で疲労困憊していた時に、ふと思い出して弾いてみた。譜読みが激ムズの「オンディーヌ」に比べたら初見でも弾けるのではないかと思うほど、いやいや、そんなに甘くはないのだが、最後までゆっくり通しで弾いて、もう一度確認。ラヴェルの「水の戯れ」の原点ともいえる、この作品と向き合おうかなと思っている。ショパンの「舟歌」と同じ「嬰ヘ長調」。シャープが6個付くので黒鍵が多いです。「オンディーヌ」は「嬰ハ長調」なので、シャープが7個付きます。

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スコアは上のペータース版とSCHOTT社のピアノピース。ペータース版はペダリングが、かなり大雑把な感じです。

「巡礼の年」はリストが20代~60代まで断続的に作曲したものを集めたもの。第3年は晩年の作品で宗教的、印象派的です。リストというと「ピアノの魔術師」と呼ばれているように派手な技巧で聴衆を唸らせるような作品ばかりを思う人が多いと思いますが、「巡礼の年」は内面的な表現が難しい作品集だと思います。「エステ荘の噴水」が書かれた頃のリストは絶望の真っ只中にいたようです。そんな中でエステ荘に滞在中に様々な噴水を見て心が癒されたのではないかと思います。この作品には希望の光、透明感、そして何とも言えない神々しさを感じます。

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夕食は「麻婆豆腐」。半月に一度は食べたくなります。そういえば、はじめさん。痛風はどうなったのかと思っていたら、小樽ビールを飲んだ次の日に症状が軽くなり、そのまま良くなったそうです。

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薬より効くのだそうです。病院で処方してくれないかと真顔で医師に相談したのだとか!?

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