誰のためにピアノを弾くの?

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とんでもなく暑い日が続いています。早朝、庭の水遣りをしても暑さで午後にはお花がくたーっとなっていました。少し与えてから午後7時頃にまた与えました。

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ユリの花がボンボン開くので、白いユリをこちらにシフト。

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中学生の時にステレオを買ってもらって、毎月2枚のレコードを選んで買うのが楽しみでしたが、当時、習っていたピアノの先生には最初にプロの演奏を聴くのは駄目だと強く言われました。まずは自分の力で譜読みして、自分のイメージが出来てから聴きなさいと口を酸っぱくして言われたものです。しかしながら、どんな曲なのだろうというのは楽譜を開いたら弾かなくとも頭の中で音が鳴るので、最後まで全部音を鳴らして確かめる作業は大変な事ではなく、むしろ楽しかったのですよね。それに、練習していった分、実りのあるレッスンになるのは子供心に分かっていました。母は全くピアノは弾けない人でしたが、階下でピアノの音を聴くのが好きだと言ってました。放任主義だった!?のが幸いしてか母には「勉強しなさい」とか「練習しなさい」と言われた事が一度もありませんでした。好きだから自分のためにピアノを弾くのだと思うのです。

最初のレッスンでプロの演奏を聴いてから持っていた時は、必ず先生に「誰の演奏を聴いたの?」と言われました。「それは猿真似なのよ」と先生は笑って叱りました。プロは徹底的に研究した上で演奏するし、コンサートでも同じ曲が弾き手によって変わるからです。

今でも、まずは楽譜を見てから頭の中で音を鳴らしてから、ゆっくり最後まで全部の音を鳴らす練習は変わりません。今の時代はユーチューブで色々な演奏を聴けて便利な反面、変な癖をつけてくる生徒さんもいますので「あくまでも参考にするだけにして聴いてね」と注意しています。だからといって、聴くのが悪いと言っているわけではありません。譜読みは自分の力でやる事。それをレッスンでどう進めていくかという事なのです。最初から奏法が分かるのなら先生は要らないと思います。レッスンは生徒さんと作りあげていくものだと私は思います。

私は中2の時にプロの道に進みたいと先生に伝えましたが、それからレッスンが驚く程、厳しいものになりました。大学の先生の所へ習いに行った時は、練習しても練習しても毎回ノーと言われ続け、大好きだったピアノが次第に疎ましい存在に思えて、辞めようかと思った事がありましたが、その厳しさについて来られないのなら所詮プロとしては無理だと先生は教えてくれたのだと思います。人には、それぞれのスタンスがあると思うのです。趣味で習う人、プロを目指す人。その人のニーズに応じて教えるのが私の仕事だと思っています。「継続は力なり」という言葉が好きですが、たとえ進むのがゆっくりでも楽しんで弾く事が長く続く秘訣だと思います。私は今でも勿論ピアノを弾くのが好きです。一生ピアノは弾いていたいですし、上達していきたいと思っています。

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母の車椅子が壊れてきたので、新しいのを購入しました。替えのカバーが新鮮な気分になれて(・∀・)イイネ!!とホームの人も言ってくれました。なかなかお洒落です。

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