そろそろ夏休み。教室も発表会前ですが、1週間、夏休みがあります。この休み明けには、暗譜して弾けなくてはいけません。夏休み中に暗譜するか、その前に暗譜するか、それは人それぞれですが、早い方が深く勉強できると思います。
先日、どうして泣くのか?泣かないようにするコツなど、すぐ泣いてしまう男の子のお母さまと、お話しました。お母さまによると、「出来なくて困る」という状況になった時に泣くのだそうで、普段の生活では、それがほとんどないからではないかという事です。ピアノは毎日30分練習するようですが、この練習方法が問題で、レッスンでやった事を、恐らく家ではやっていないと思うので、私の説明不足だったのではと反省もしています。楽譜を読むのが苦手な、はじめさんによると、レッスンで、その和音を読んでと急に言われたりするとドキッとするのだそうです。「拍子弾き」にしても、4分の4拍子の意味が分かっていないから、4回たたいて音を読むという事が理解できていないのではないかと。メトロノームを使って、1拍目に飛ぶとか、遊びも取り入れたりなど、もっと具体的に説明したり、リズム譜を書いたりして、宿題に取り組んでもらえるようにしなくては。弾く前に1回でも読む練習をしたなら、かなり違ってくると思うのです。30分しかない練習が、例えばですが、曲を10回弾くだけなんてやり方では、何の解決にもなりません。「今日は何を目標に練習したらよいのか」練習のメニューを細かく指示して、出来たら次へ進むという計画を立てて、夏やみ中に仕上げていってもらいたいです。ちなみに、はじめさんは「譜めくり」をするようになってから楽譜を読むのが楽しくなったとの事です。確かに、譜めくりが得意な人は楽譜力がありますが、苦手な人は目で楽譜を追っていけないですよね。テンポの速い曲でも、模様読みが出来る人は、譜めくりが出来るので、発表会の時は得意な人にお願いしていますが、生徒の皆さんが出来るように、ゆっくり弾いて目で追う練習とか、色々な練習を考えてレッスンしていきたいと思います。
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