昨年末にピアノを買ってもらってから、やる気が出てきて、俄然ピアノが面白くなってきたKちゃん。宿題に出していない曲もどんどん予習しているようです。小さい子って環境が変わると、びっくりするくらい変わるものですね。
ピアノはリビングに置いてご家族で楽しむ
お父さんもお母さんもピアノを弾かれるので、ご家族でピアノを楽しまれているのがKちゃんにとって、さらにやる気に繋がっているのでしょう。私は小4のときにやっと買ってもらったアップライトピアノは自分の部屋に置いて一人で練習していました
たまに母や父が2階の私の部屋にあがってきて「エリーゼのために」を弾いてと言いました。クラシック音楽に疎い両親でしたから、知っている曲だったからか好きな曲だったからなのか「エリーゼのために」を弾いてとばかりリクエストされるのが、当時の私は嫌だったことを覚えています。
電子ピアノがなかった時代、ピアノを持っている人は少なかった
私が子供の頃は、ピアノを習うにはピアノがなければ習えないような時代でした。とはいえピアノを小4のときに買ってもらうまではオルガンでしたから。そう簡単には買ってもらえない高い代物でした。
左官屋の棟梁だった父親はたくさんの家と関わっており、ピアノのある家にも行ったようでした。父から聞いた悲しい話は、高校生くらいの女の子の家が差し押さえられて、ピアノも手放すということでした。女の子が弾くショパンのノクターンOp.9-2が聴こえてきたのだそうです。
父の形見でもあるグランドピアノ
こどもの頃に「エリーゼのために」をリクエストしたのは、「上手だから、ピアノを買ってあげて良かったと思ったから」だとある程度大きくなってから聞きました。照れがあったのでしょうね。そんなわけで高校に上がってすぐにグランドピアノを買ってもらったときは私にとって人生で一番嬉しいと思った出来事でした。
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