近所のスパーへ行くと、お魚屋さんに余市産の「ごっご」がありました。車旅で函館へ行く時に、よく行く道の駅「なとわ・えさん」で、「ごっご汁」のポスターを見るのですが、いつも完売御礼で食べた事がありません。その「ごっこ」が余市でも獲れるとは驚きでした。「ごっこ」はまっ黒のヌメヌメとした深海魚で見た目が、かなりグロテスク。これを調理するのはちょっと勇気が要りますが、お店の人が綺麗にさばいてくれました。メスを980円で買いましたが、8割が卵だという事で目が点になる程の量です!お湯でヌメリを取らないといけないようです。果たして「ごっこ汁」を作ることができるのでしょうか?
お湯に入れると、すぐに表面が白くなりました。右の写真は1分半くらいお湯に入れた身。プルプルのゼリーのような感触です。
冷水で身を綺麗に洗います。結構な手間ですが「これが大事だと思う」と、はじめさんはひたすら洗っていました。卵もかなりヌメリがあり、塩水で洗うと、びっくりする程の泡が立ちました。卵は全部鍋に入れずに、醤油漬けも作ってみました。後日、食べてみましたが、はじめさんの感想は「これはキャビアだ!」と叫ぶほどでした。実際、近縁種ランプ・フイッシュの卵はキャビアの代用品とされているそうです。
鍋の材料はシンプルにネギと豆腐だけ。中央の白っぽいのが肝です。さて、いよいよ「ごっこ汁」を作ります。「味きらく」という万能の昆布ダシ醤油を使ってみました。「ごっこの卵」を投入。それと恵山産の「こざるめん」という海草を入れました。良い感じです。
我が家は辛いのが好きなので、ご覧のように「赤いごっこ汁」となりました。白ワインをと思いましたが、面白いボトルのフランスワインのロゼが天然ワインセラーに有りました。「ごっこ汁」にも、なかなか合いました。肝心の「ごっこ汁」ですが、上手に作れたのだと思います。とても美味しかった。でも、魚を食べているという感じが全くしないのです。鱗も骨もありません。ゼラチン質の身はコラーゲンたっぷりでお肌に良いのだそうです。「ごっこ」は「布袋魚(ホテイウオ)」という名前のお魚です。興味のある方は検索してみてください。
“ごっこ”初めて見る、聞くお魚です。
見た目は確かにグロテスクですよね。
卵が殆どのような感じですすが当然ながら身の部分もあるのよね。
姿形は全く違うけど、全部食べられるとはあんこう見たいですね。
美味しい食材があるのね北海道は。
先週末から昨日にかけて、道後温泉と高知にいってきました。当然ながらお宿食、外食ばかりでしたが、今時分出されるお魚は、ぶりと鯛ばかりでした。
カジカ汁、鱈やスケソウの三平は、母が作るので食べたことはありますが
北海道に居ても、初めての「ごっご汁」でした。
今日もお魚やさんを覗いたらオスは398円と安く、
メスは先日と同じ980円でした。
「ごっこ」は、よく見ると可愛い顔をしているのですよ。
この時期の温泉は得にイイですね。
ぶりと鯛ばかりだなんて贅沢ですよ!