ラフマニノフピアノ協奏曲全曲演奏会 / 清水和音

ピリス来日中止のお知らせに意気消沈していたところ、凄いリサイタルがあることを知った。清水和音30周年記念演奏会で、選んだのはピアニストになるきっかけとなったラフマニノフピアノ協奏曲第3番を含む全曲演奏。

清水氏といえば、昨年の夏、3人のピアニストによる3大ピアノ協奏曲の夕べで、第1位に選ばれたチャイコフスキーのコンチェルトを快演され、はじめさんが羨むほど大変感動したので、これは行くしかないでしょう。

それにしても全4曲を独りで弾くなんて!と驚いていたら、東京などでは、これにパガニーニの主題による狂詩曲 Op.43も加わっているのだ。事務局に問い合わせたところ、残念ながら札幌ではパガニーニは入っていないとのこと。

このコンチェルトが大好きな私としては、全5曲を弾く清水和音氏の演奏会に出かけたいのに、札幌では何故?と思った。ちなみに全4曲で3時間程のコンサートになるとのことだ。翌日にはPMFの野外コンサートもあるので、チケットを取る前にホテルを押さえた。(^^;

一昨年のPMFで、ワッツのベートーヴェンのピアノコンチェルト「皇帝」をキタラで聴いた翌日に野外でも聴こうと思って同じようにホテルを取ったら、雨が降って公演中止となった事を思い出す。

そういえばPMFは予定を変更せずスケジュールを行うとの発表があった。9割以上のアカデミー生が来日するとのことで、日本が大変な時だからこそ是非、日本へ行って演奏したいというニュースを聞いて嬉しかった。

ただルイジの出番が少な過ぎで、今回はキタラの方へは行かずに、芸術の森の野外へ2回行こうと思っているので、チケットは取っていない。こんな年は私には初めての事なので、はじめさんは、もしかしたら今年はPMFのコンサートを聴けないのではと心配していたのだ。

さて、もう一つ秋のコンサートで、それこそ久々にブルーノ・レオナルド・ゲルバーのピアノリサイタルに出かけようと思っている。ゲルバーを聴いたのは、もうすごく前。何しろ、キタラ初登場なのだから。

ゲルバーは、とても小柄で、その時は足が悪かったのか、足をかばいながらステージに登場したのを覚えている。今年は、ベートーヴェンのピアノソナタとムソルグスキーの「展覧会の絵」というプログラム。やっぱり、コンサートを聴きに行くのはワクワクする。

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