ピアノの先生はお医者さん

最近、小1になったばかりのKちゃんの表情が曇りっぱなしで、話しかけても声のトーンが低い。ニコニコ笑顔はどこへ行ったのだろうと心配していた。昨日のレッスンでは久しぶりにお母様が見学にこられたので、その事を話すと、環境が変わって疲れているのではないかとの事だった。レッスンが始まってすぐにリズムを叩きながら数える声がすでに涙声だ…。いや、出来ているのに。その後、音符を読むソルフェージュをしたのだが、音符カードでは音符が全て言えるのに、どうやら楽譜の音符と結びついていないようだ。音符カードと比べながら、ゆっくり見て読む練習をしたら、だんだん出来るようになってきた。音符が読めない事で自信を失っていたのだな。まだ小さいのに、出来ないという事が悔しかったのか自己嫌悪に陥っていたようだ。「ゆっくり読んでも大丈夫なのだから、自信を持って楽しくやろう」と言うと、だんだん様子が変わってきた。ムクッと状態を起こして、声のトーンも明るくなり、一生懸命に読むのだ。長年ピアノ教師をやっていても、その時その時のレッスンで考えさせられる事は多く、生徒さんがやる気を出して元気にレッスンを受けてくれる事が何より。帰り際、「このガクフ、できた!」と嬉しそうにお母様に言っていた姿を見て、こちらも嬉しくなった。

閉会のご挨拶を中3の生徒さんにやってみないかと聞いたところ、ちょっと…と、あまりそういうのは得てではないという様子だったので、まぁ負担になるようならと別の生徒さんに聞いてみた。とてもハニカミ屋さんの小6の生徒さんにダメもとで聞いてみると、なんと引き受けてくれたので正直びっくりしたし、嬉しかった。迎えにいらしたお父様にお伝えしたところ、「へぇ」と少し驚かれていた。しかし、その後、届いた花苗第2弾を見て私は驚愕した。立派な花苗が第1弾より多い。こ、こんなに!本当、予算を大オーバーで申し訳ないです。今日は、とても寒く明日の朝も冷え込むようなので、すぐにはじめさんがホーマックへ行き、寒さからお花を守るシートを買ってきてくれた。心を込めてお花を植えたいと思います。ありがとうございます。

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