7月7日(木)
久しぶりのコンサートで札幌コンサートホールkitaraへ出かけました。有森 博さんは、アンコールを沢山弾いてくれるピアニストなので、あずましく聴くためにホテルに車を預けました。夕暮れの中島公園を少し散歩しました。午後6時半頃ですが、まだ明るいです。
パティオでビールでも飲みたい気分でしたが、楽器店の担当の人とロビーで待ち合わせしていたのでした。今日は小ホールでのリサイタルです。ピアノソロを聴くのは私は小ホールの方が好きです。ニコニコ笑顔で有森さんがステージに登場。プログラムは、モーツァルトの「きらきら星変奏曲」から。とても粒立ちの美しい演奏でした。学生の時に弾いた事がありますが、変奏曲って面白くて好きです。続いてリストが2曲。バッハのカンタータ「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」とロ短調ミサ曲の十字架につけられ」の通音低音による変奏曲という、なんとも長いタイトルの曲で、初めて聴かせて頂きました。そして「詩的で宗教的な調べ」より眠りから覚めた御子への賛歌。こちらはよく聴く好きな曲です。今日のリサイタルは川窪八洋氏追悼コンサートという事ですので、選曲も頷けました。前半の最後は、ロシアの作曲家パプストのチャイコフスキーの「眠れる森の美女」による演奏会用パラフレーズで、超絶技巧の嵐のような凄い曲でした。はじめさんは、リストの曲だと思っていたようです。有森さんはロシアに行くと必ず劇場にバレエを観に行かれるそうです。
後半は、ラフマニノフのコレルリの主題による変奏曲。変奏曲好きには堪らない曲ですね。演奏時間18分という大作で、ラフマニノフ特有の哀愁が漂う素晴らしい演奏を堪能させてもらいました。この後にショパンのバラード3番&4番。3番の出だしが、とても上品で軽やか!はじめさんは、本日一番と言っていました。打って変わって4番は、ためらいがちに曲に入っていきます。前半から中盤にかけて、やや緊張気味で少し不安定な響きでしたが、後半のまとめ方は流石。圧巻のコーダでした。しかし、プロの演奏を聴いても、この曲は本当に難しいと思います。さて、第3部ともいえるアンコールです。有森さんのアンコールはいつも何が聴けるだろう楽しみなのです。なんと最初にグリンカ=バラキレフの「ひばり」が演奏されました。今日は可愛がっていた「ぶっきー」が旅立ち、また舘野先生の愛奏曲というのもあって、ボロボロ涙が流れて止まらなくなってしまいました。こんなに美しい哀歌ってないと思います。素晴らしい演奏でした。2曲目はエルガーの「愛の挨拶」。エレガントです。3曲目はロシアっぽい曲。これは分かりませんでした。いつもアンコール曲は貼り出されるのですが、間に合わなかったようです。4曲目は、ちょっと鍵盤に指を置いて確認?されたのか分かりませんがショパンのノクターン遺作。そして、お客さんもびっくりの5曲目。バッハのカンタータ「主よ人の望みの喜びよ」でした。ヘスによる編曲だと思いますが、大変感動致しました。はじめさんも、特にアンコールは肩の力が抜けて、どれも快演だったと喜んでいました。ピアノってやっぱり良いなぁと思う素敵なコンサートでした。
みかこ様
コンサートにお越しくださり、
本当にありがとうございました。
アンコールを貼り出すのが遅くなり
申し訳ございません。
アンコールの3曲目は、
アリャビエフ(リスト編曲)うぐいす です。
赤島
赤島様
先日は、大変お疲れ様でした。
素晴らしいコンサートでしたね。
感動いたしました。
アンコール曲、リスト編曲「うぐいす」だったのですね。
教えて頂き、ありがとうございます。
ピンバック: 有森 博ピアノリサイタル - きままなひとりごと♪