タロットカードを操る不思議な少女の想い出

ピアノの調律の日でした。朝9時半から午後2時半までかかりますので、子どもの頃からのお付き合いのSさんに毎日スノーシューイングをしていることを伝えて、いつものように運動公園へ出掛けました。

時々、海の中を歩いているような錯覚を覚える

買い出しの火曜日。お昼のお弁当を選んだで2件のスーパーで買い出しして運動公園へ向かった。今日は時間との闘いでもある。

天気が良くて夜間は冷え込みは厳しく、かなり堅い雪の状態でした。あまり沈まない動物の足跡は恐らくワンちゃんによるものだと思いました。かなり広い範囲に渡って歩いたようです。

雪の中を歩いていると、時々海の中にいるような錯覚を覚えることがあります。そして、海で溺れて亡くなったAのことを想い出しました。

不思議な少女だったA

中学の3年間はずっと同じクラスでした。Aは合唱部に所属していて、担任のO先生が顧問でした。いつも練習熱心なAは、時々私の家へ遊びに来ることがありました。中学3年のとき、自分の将来はどうなっているのだろうとAにタロットカートで占ってもらったことがあります。

私は音楽の道へ進むと心に決めていました。しかし、不安の方が大きかったのです。この時のAは、いつものAと違って厳しい表情で「自分がそうと信じたなら、絶対に迷うことなかれ」といいました。

Aとは高校が別々になり、中学を卒業してから会うことがなくなりました。ピアノ教師になって数年が経ったある日、Aが海で溺れて亡くなったと中学のクラスメイトから聞いて驚きました。

Aのタロットカード占いで心が軽くなった

悩み多き15歳のときに、Aに強く助言されて励まされたというか、心が軽くなったのを覚えています。タロットカードを操っているときのAは、いつものAと全くの別人のようでした。Aなら立派なカウンセラーになれたのではと私は思う。

毎日、新聞に掲載されている占いをけっこう真面目に読みます。同じ月に生まれた人に全て当てはまるのは可笑しいと思いながら。しかし、これがけっこう当たることが多いの侮れません。もうAに占ってもうらことはできませんが、時には専門家に占ってもらうことで心が軽くなることがあるかもしれません。

調律後のピアノで軽やかに

調律師のSさんは75歳くらいだと思いますが、スキーの指導員、水泳の指導員、テニスプレイヤーでもあり、いつまでもアスリートであり続けています。レッスン室の2台のグランドピアノの調律が9時半から開始して、まだ続いていました。


Sさんを見ていると、若さの秘訣は好奇心が旺盛であることなのかもしれません。海外旅行が出来ないのが目下の悩みなのだとか。私も早くドイツへ行きたいです。調律後の綺麗な音で、Aのために心を込めて演奏しました。

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