ピアノを弾く時の椅子の高さですが、私は高いとダメで、もの凄く弾き難いです。演奏する曲にもよりますが、例えば「メフィスト・ワルツ」は横に移動しながら弾くので(私の場合は)、横長の椅子でないと弾き難いです。ところが、先日の発表会のビデオを見ると、生徒さんは高さをあまり気にしていないのか、あるいは自分の高さに椅子を直すのが面倒なのか、座ってすぐに弾いていました。はじめさんの場合は、横長の椅子は重たく、高さを直すのにも面倒なので嫌いだと言います。背が高いのに、もの凄く高くする生徒さんも居ます。どうして高くするのか聞いてみたのですが、「鍵盤が目に入らないと弾き難いから」なのだそうです。
発表会の時の事。私の番となり椅子に座り、自分の高さにまで下げようと、いつものように右側のダイヤルを回したのですが、いくら回しても下がってないような気がしました。緊張してあがっているのかな?と思いましたが、やはりこの高さでは弾き難いので、もう一度クルクル回してみました。下がりません。空回りしているみたいなので、立ち上がって左側のダイヤルを回してみました。そして、椅子に手をかけ、確実に下がっているのを確認しました。ビデオを見ると、弾き始める迄のクルクルが長くて、はじめさんに「あんなにクルックルッしてたら弾く前に腕が疲れちゃうよ」と言われました。ただでさえも長い曲なのに….。ごめんなさい。家に帰ってから、右側のダイヤルが壊れているのかもと椅子を確認してみましたが、ちゃんと下がるのです。もしかすると、あれはメフィストフェレスの悪戯だったのかも知れません。(^^;