Time for change / 早く確実に譜読みができる訓練をする

発表会が終わると、それを区切りとして辞めてしまう生徒さんが出るので、辞めるためのきっかけにしないで欲しいと思いつつ、どうしたものかなと悩む先生も多いのではないでしょうか。

何故、辞めたいのか


昨日、お母さんから電話があり、興味がないように思うとのことでした。今日は発表会明けのレッスンだったので、本人にどうして辞めたいの?と聞くと、「できないから」といいます。

確かに、習っていないお母さんの方がピアノを理解していて、3年目のNちゃんは、ちょっとサボり過ぎて、真ん中のドは分かるのに、低いドになると分かっていないことが判明して驚きました。

基本を忘れずに、忘れたら立ち止まって確かめよう

初心に戻って根本的なことをスッカリ忘れているようなので、真ん中のドからどんどん下がっていきドを確かめ、今度は真ん中のドから上へ向かってドの位置を確かめてもらいました。

例えば、左手の小指を低いソに置いて、右手の2の指は高いレに置いてと伝えると、やはりすぐに正しい音に置けませんでした。ちょっと考えて置けたら、次に私が弾いたように真似してといい、何通りかのリズムを弾きました。そしたら全部弾けるので、どんなリズムか言ってごらんというと、全部言えるではありませんか。Nちゃんは、俄然やる気になってきました、

興味を持って楽しく練習できるように

辞めるといっいたNちゃんは、来年のお弾き初め会の曲を2曲決めました。毎日、必ず練習の最初に弾く曲を決め、それから少しずつ他の楽譜も練習することで納得。

普段のテキストをすぐに弾かないで読んでから弾くようにすると、本人も弾けることに気が付いてきました。要は楽譜が読めれば弾けるのであり、読まずに弾くからつっかえるのですよね。

音から音へ跳ぶには楽譜が読めていないと出来ないですし、メトロノームを使う練習も次の音が入ってないと使えません。だから超ゆくっり練習が重要になってきます。

音符を1つ1つ読むのではなく、固まりを読めるようにする。これを「模様読み」といっていますが、この模様読みを徹底したら譜読みが早くなります。

ピアノは弾けたら楽しく、弾けなければつまらないものになります。せっかくなので、やはり楽しくピアノを弾けるように、楽譜を読めるようにしていきましょう。

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