学校でピアノを弾く生徒さんたち

大人の生徒さんからのレッスン。開口一番は「今日は、もの凄く寒いですね」だった。え?お昼前とレッスン後に、近くのスーパーまでジャケットを着てマフラーをして颯爽とお買い物に出かけたけれど、寒いと思わなかったなぁ。

合唱での伴奏は楽しんで欲しい

むしろ、ヒンヤリとして気持ちが良かった。だいたい今から、寒い寒いと言っていては、これからどうするのですか。まぁ、流石にボイラーを入れているし、「そろそろ暖房費納入の時期ですよね」と生徒さんから催促され!?(助かります)お願いのプリントを作りましたが。

教室では、学芸会や学校祭でピアノ伴奏を任される生徒さんが多く、「とても上手くいった」とか、「譜めくりの人とのタイミングが合わなくて、ちょっと不本意だった」とか、感想を話してくれた。その中で気になっていたYちゃんが2週間ぶりにやって来た。

「学芸会でのピアノ伴奏はどうだった?」と聞くと、笑顔で「出来ました!」と頼もしい返事。

「そう!あれから相当頑張ったんだねぇ」
「寝ないで弾いたの?」と、冗談を言ったら、「ちゃんと寝て、朝、早く起きて練習しました!」

「んー、流石だ。(見習いたい)根性見せたね!」「はい、根性出しました!」と、余裕のYちゃんだった。自分でアレンジをして弾いたというのだから恐れ入った。「だから、練習はしていません」と言うけれど、こういう子は、いつもよりは練習が出来なかったという事で、実際は新曲もちゃんと練習しているのだ。まぁ、色々大変だったけれど、結果オーライだったのは、やはりYちゃんの努力だと思う。

妹のMちゃんも負けていない。お母様のお話では、小3の子には到底無理だと思うような、やたら難しい曲だったそうな。しかし、伴奏のMちゃんは弾けたのだけれど、どうやら指導が間に合わず、他の生徒さんがついてこれなかったようだ。「それは残念だったね…」。本当、指導が間に合わないのは、問題だと思いますよ。
レッスンの方でも、とても気合が感じられ、習い始めた5歳の頃は泣いてばかりだったのに、随分と成長したなぁと感慨深く思った。

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