ピアノ曲の難易度は人それぞれ / 全音ピースの難易度の不思議

昨日に続き雨だったので、今日はワークマンの長靴を履いてトレーニングに出掛けました。ときどき生徒さんから、曲について難易度を聞かれますが、そもそも難しいと思うのは人それぞれなのではないでしょうか?全音のピアノピースの難易度は、おかしいと思う人も多いと思います。

全音ピアノピースの難易度は誰が決めたのだろう

ワークマンで買った長靴は雨の日に愛用しています。なかなかお洒落で歩きやすく、丈夫なのがいいです。

私は手がとても小さいので、人とは難しいと思う曲が全く違います。ショパンの「別れの曲」やリストの「愛の夢」などは上級者にはそれほど難しくないのだろうと思いますが、手が小さいとけっこう大変です。

「月光ソナタ」は全楽章弾いて欲しい

GWが近づてくると、発表会の選曲に時間を要しますが、全音のピアノピースを使うときは難易度について説明も必要となります。

「ラ・カンパネラ」が世界一難しい曲というのは偏見だと思いますが、ドビュッシーの「人形のセレナード」と「ラ・カンパネラ」が同じ難易度だというのは、おかしいと思います。

ベートーヴェンの「月光ソナタ」は、第1楽章と第3楽章では難しさが違います。しかし、全楽章弾くことが当たり前のピアノリサイタルと発表会は違うので、第1楽章だけなら、それほど難しくなく、ステージ映えするので発表会で弾く人も多いと思います。

ショパンのバラード

昨年の発表会でショパンのバラード第1番を弾きましたが、ショパンのバラードの4曲はどれも難しいと思います。今まで4番、3番、1番を弾きましたが、私は2番が苦手で、今まで何度も練習していますが、ステージで弾くのは躊躇ってしまいます。

2番は曲もコンパクトで4曲の中では一番簡単だという人は多いのではないでしょうか。

どんな小曲でも簡単だと思って弾いてはいけないと思う

レッスンしていると、生徒さんから「先生が弾くと音が全然ちがう!」といわれますが、それはどんな小品でも簡単だと思って弾いていないからだと思います。「こんな風に」と弾いて示してから弾いてもらうと、「なるほど~」と返ってくる。今日の最後の大人の生徒さんは、キャリアは短いですが実に吸収力があり、良い音で演奏してくれます。

あまり難易度に捉われずに、どんな曲でも一音一音、大切に弾くことがピアノ演奏に於いて最も大事なことだと私は思います。

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